呼吸

胸式呼吸と腹式呼吸の違いとは?

 

こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

 

私たちは呼吸を止め続けることはできません。生まれたその時から死ぬまで、息を吸って・吐いてを繰り返していきます。その呼吸法では腹式呼吸と胸式呼吸という大きな分類がある事をご存知でしょうか?ヨガやピラティスをやり始めるとまずこの呼吸の壁というか、呼吸の仕方を教わるはずです。今日は呼吸法について解説していきます。

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呼吸と動き

ピラティスでは呼吸法が原則に入ってくるくらい、大切な項目の1つになっています。当スタジオでも初めてピラティスをされる場合には必ずこの呼吸から始めていきます。まずは普段の呼吸がどうなっているのかを確認してみましょう。鏡の前でやるのがいいかと思います。鏡が近くになかったら、目を閉じて身体に集中してみましょう。さぁ呼吸のスタートです。

いかがでしょうか?呼吸をした時にどこが動いているでしょう。分からなかった場合はもう1度、考えながら呼吸をしてみても構いません。胸?お腹?肩?頭まで動くかもしれませんし、腕が繋がっているのを感じるかもしれませんね。

呼吸は私たちがコントロールできる生命維持活動です。ゆっくりしたり、早くすることもできますよね。どこが動いたのか分かりやすくなるためにわざと大きく動かすことだってできます。それをコントロールするようにしてみると身体が内側から動いていることを感じられるのではないでしょうか。そう、呼吸というのは身体の内側の動きを知るツールとしてはとても分かりやすいのです。

一呼吸するたびに、肺が動いています。もっというと肺を動かすために周りの筋肉が動いています。そして、その肺を動かすために動いている筋肉が動くことで、さらにその周りの筋肉が動いていて・・・身体が繋がっていることを感じられるといいかと思います。

さて、私たちは呼吸を止め続けることはできません。なので基本的にはずっとこの動きが集中して何かに取り組んでいる時も、寝ている時も動いているはずなのです。普段の生活では感じていないですけどね。でも、子供が寝ている姿を見ていると「あ、今吸ってるな、吐いてるな」と分かるくらい大きく胴体が動きますよね。子供たちの筋肉は凝るということを知らないので呼吸をすると大きく身体全体で呼吸をしています。本来はそれくらい大きく呼吸ができて、身体が動いている=筋肉が伸びたり縮んだりを繰り返して身体全体をほぐしているのです。

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腹式呼吸と胸式呼吸は何が違うの?

簡単にいってしまうと、腹式呼吸は横隔膜がメインで動いて、胸式呼吸は肋間筋がメインで動いているが違いになります。筋肉の名前が出てくると全然簡単ではないですね、簡潔に言うとっの方が正しい日本語だったかもしれませんね。 まず前提として、呼吸は肺で行っています。腹式呼吸でも、胸式呼吸でもです。そして肺を動かすための筋肉が、肋骨を鳥籠のようにぐるっと囲って存在しているのでです。

腹式呼吸をするときは肋骨の底(肺と胃腸などの間にある)の横隔膜がメインで動きます。なので立っていたら肺を縦方向にうごかしているイメージです。
胸式呼吸をするときは肋骨の周り(肋骨の間になる)肋間筋がメインで動きます。肋間筋のイメージは私はよく魚に例えているのですが、焼き魚を食べる時って骨と骨の間においしい身が詰まってますよね。それが肋間筋!笑 なので立っていたら肺を水平方向に動かしているイメージです。

そしてどちらの呼吸をしていようと、横隔膜も肋間筋も動いています。ただどちらがメインになるかっという事だと思っていてください。絶対に動かなくなるっといことは連動している身体のなかではほぼありえないのです。いつもお互いに影響しています。

胸式呼吸が難しい。

胸式呼吸の方が難しいっという方が多くいらっしゃいます。それは上記で説明したような胸式呼吸がどこを動かしているのかを理解できないまま、胸式の「胸」という言葉をおっぱいの胸と勘違いしてしまって胴体の前側ばかりで呼吸をしようのも一因だと思います。肋骨という骨組みは、本来そんなに大きく可動性がある構造ではありません。お腹は動いたかどうかが分かりやすいので「できた感」をご自身でも理解できる方が多いのだと思いますが、肋骨がそんなに大きく動いてしまったら身体が安定しなくなってしまいますし、肺を守るという役割が弱くなってしまいます。

しかし、動けない訳ではないのです。肋骨の間には肋間筋という筋肉がついています。どんなに小さくて細かな筋肉でも使わなくなってしまうと硬化、つまり凝ってしまうわけです。それが呼吸の浅さや、肩甲骨の動きの悪さ、そこから腕の使い方へとつながっていきます。そう、すべての元をたどっていったときに体幹の筋肉が呼吸をすることで動いているってとても大切なのです。

手を肋骨に当ててみたり、2人1組でなら相手の呼吸による肋骨の膨らみや縮まりを感じることができます。是非感じてみてくださいね。

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動作の目的と呼吸の目的

「結局、胸式呼吸と腹式呼吸、どっちがいいんですか?」と聞かれることがあります。私がいつも答えるのは「どっちの方が優れているという事はなくて、どちらもできるのがいいし、どちらを選択しているかを自分が理解していることの方が重要ですよ」とお答えしています。

なぜなら、例えばヨガは腹式呼吸を推奨していますよね。でもピラティスは胸式呼吸を推奨しています。どちらも正解です。なぜならヨガとピラティスには動きに違いがあるからです。そもそもヨガは元々インドの経典から生まれたポーズを取る事自体に意味があり、身体にいいというよりも気持ちの良さや精神的な良さを重視して作られてきたものが強いです。瞑想するときや身体を緩めたい時、気持ちを落ち着かせたい時には腹式呼吸がいいと言われています。

ヨガと比べてピラティスは、近代的なメソッドで、科学や医学を元に、ヨガやダンスなどの要素も取り入れて作られています。ヨガとピラティスではそもそもの背景に違いがあるのです。ピラティスは身体を強く丈夫にすること、そしてピラティスをすることで生活の質が向上するようなリハビリテーション要素が多く含まれています。身体の癖による心地よさよりも、身体本来の良さを引き出して正しく身体を使う事で身体の”モチ”を良くするために作られているのです。そのために集中しやすく、適度に力のコントロールをするときには胸式呼吸がいいとされています。

さらに深堀すると、ピラティスの初級エクササイズでは基本的に吐いた時に動くというのがあります。これは吐いている時の方がお腹に力が入りやすく、腰椎や体幹を守る事ができるからです。重たい荷物を持つときや、気合を入れる時って吐いてますでしょ?吐くことは身体のやる気に繋がっているのです。

 

呼吸

呼吸ってみんなが全員当たり前にできることなので、気にしていないっという事がとても多いのです。でも呼吸について深堀していくととても楽しい!(楽しいと思うのはマニアックな私くらいでしょうか?)だって、自分で唯一コントロールできる身体の中のことなのです!! 呼吸を見方につけておくとどんなスポーツも、そして日常生活の中でもぎっくり腰の危険を回避できます。

当スタジオは呼吸クラス(45分)もご用意しております。是非、呼吸を見方につけて、あなたの日常を変えてみませんか?

 

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Pilates & Conditioning Studio Hanae

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