バレエ・ダンス

開脚180度できるよりも、アロンジェがしなやかにできる方が大切【バレエの体】

こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

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私は10歳からバレエを始めたのもあって、体の考え方や動かし方など実践はダンス、特にクラシックバレエを軸に学んできました。プロのダンサーでない私たちにとってバレエの動きは難しすぎます。しかし、バレエのようなダイナミックの動きと日常動作はかけ離れているように見えて、動きの本質は同じなのです。

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柔軟性の王様【開脚】

柔らかさ、柔軟性の象徴ともいえる”開脚”。少し前に開脚の女王とまで呼ばれる方がおり、いかに開脚を180度までもっていくかがブームになったものです。たしかに。開脚が180度できたらその方は”柔らかい”、”柔軟性がある”と言えるでしょう。私も新卒で会社に入社したときにクラシックバレエをやってましたというと、『体柔らかいの?開脚どこまで開けるの?』とよく聞かれました。

しかし、開脚は股関節の柔らかさのお話なのです。かつ、開脚と言われて思うのは地べたに座って足を横に開く状態のことです。細かく言うと股関節の動き的には外転という動作がどこまでできるのかという1つの指標でしかありません。この開脚ができるからっといてスピリッツ(縦方向に開脚)もできるというわけではないのです。もっというと股関節だけが柔らかいだけで肩や背中など体全体の”柔軟性”について忘れてしまっているのを認識しておいてください。

 

バレエの動きアロンジェ

バレエをやったことのない方には馴染みのない言葉「アロンジェ」。フランス語では「引き延ばされた、長くした」という意味を持つ名前の動きです。縮こまっていたものや曲がっていたものが伸ばす、または伸びているものをさらに伸ばすという体の状態の変化を指します。トップ画の私の腕もアロンジェをしているところの腕です。胸の前に手を伸ばしている途中で波打っています。

バレエではアロンジェによって、静止していたポーズの均衡が破られ、空気が動いているのを感じることができます。観ている人に優しさや朗らかさを感じさせてより舞台をドラマチックにしてくれます。また踊り手にも「伸びをすると気持ちいい~」という具合に体が緊張から解放されて、心も解放され、踊り手の感情がグッと溢れ出てくるところです。

 

伸ばすという行為

ただ単に腕を伸ばしてみてください。気持ちよくなんかなりませんね。ぽきっと音がなってしまうかもしれません。アロンジェの「引き延ばされた、長くした」というのは単に膝や肘の曲がっていたものが伸びるという関節のことだけでなく、関節の曲げ伸ばしにかかわる筋肉たちが腕の中で伸びていくことを表現しています。いうなれば朝起きたときに伸びをするような感覚です。筋肉そのものを伸ばして筋肉の緊張を解放していくことを言っています。

バレエにおいてポーズを決めている時も伸び続けてはいますが、ピタッと止まっているときは威厳や自信を感じますよね。その時に身体に力みがあると威張って見えたり、怒っているように見えることがあります。または主人公の意志が固く決意されたときなどにもしっかりとポーズを決める時です。意志の強さを表現できます。しかし、つま先を伸ばすことやパッセで立つこと、アラベスクで足を上げて立ちきることなど考えているとどうしても体に力が入り観ている人に「偉そう」に見えてしまいます。伸ばす前に緩みがあるから伸びることができるのを忘れずに踊りましょう。足がどんなにあがるよりも筋肉がしなやかに動いた方がより可憐に見せてくれます。

私たちの日常生活においてもこの筋肉のやわらかさが「しなやかな動き」を作り出しています。日常生活においても油を指したくなるようなロボットのような動きよりも力が程よく向けた動きを美しく感じるのです。例えば子供であれば手を伸ばして挙手をするのはとても元気がよく見えますが、大人の女性としてはどうでしょう。手が頭の真上にまで上がるという方の柔らかさよりも、しなやかに上がっていく手の方が素敵なのはイメージでも伝わるはずです。

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日常生活の柔軟性

緊張しているときこそカチコチと力んだ体の動かし方になりやすいです。大切なプレゼンの前や、会議の前など、体がこわばっていませんか?そして、そんな緊張している人をみるとこちらまで緊張してきたり、人の力みというのは伝わってくるものです。逆に、朗らかな雰囲気というのも人に伝わっていきます。重苦しい、大切な話をするときこそ、一度伸ばしてみたり、体を揺らして解放してあげましょう。自分がゆとりをもって過ごせるのはもちろんですが、力んでいる状態の体は人に対して「威嚇」を表します。威張ったような態度に見えることがあるので注意が必要です。

私たちの体は筋肉自体を柔らかく保つと、大きく、なめらかに動かすことができます。開脚180度できることよりも、筋肉自体を柔らかく保つ方が凝りのない身体にすることができます。今一度、自分の柔軟性について検討してみましょう。

 

当スタジオではあなたらしい理想の体へのサポートをしています。
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