HANAEの日々

安産とピラティスの関係性~HANAE談~

 

 

こんにちは!
茨城県守谷市IROHA Pilates & Conditioning Studio(イロハ ピラティス&コンディショニングスタジオ)Hanaeです。

 

ホームページでのご報告が遅くなってしまいましたが、5月に第一子となる元気な男の子を出産致しました。私の産後の経過も順調で、パソコンに向かえるほど元気に過ごしています!

下の写真は生まれて2~3日の我が子です。とっても、、、かわいい♡

 

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運動をしている人は安産?!

私自身、自分が妊娠するまでは「ピラティスインストラクターは運動してるし、骨盤や姿勢がいい位置にあるから安産なんだろうな♪」と思っていました。ピラティスのインストラクターでなくても、トレーニングのトレーナーや、ヨガインストラクターなどに対しても「日頃運動していて体力があるから安産そう!!」と思いませんか? いざ、自分が妊娠、そして出産を迎えるとなった時に、日頃運動している人は安産であるって迷信なのでは??と思い始めて怖くなったのです。というのも、出産って本当に何があるか分からない事象ですし、「安産ってこういう事!」という定義はなく、吸引や促進剤を打ったとしても、母と子が無事に出産ができれば安産なのです。初産であれば陣痛で12時間~24時間かかるのも常ですからね。

ただ、やはり日々運動している人と、してこなかった人を比べたら、やっぱり運動している人の方が安産になりやすい傾向にあるっとは言えるのかなっと思います。どんな運動かにもよりますが、日頃運動をしていることによって安産になりやすいのはこの3つです。

  1. 体力がある
  2. 柔軟性がある
  3. つりにくい

1つ目は、体力がある!です。妊娠期間中に運動をパタリと辞めてしまうと、体力は低下してしまいますが、日頃から運動習慣がある人は体調がよければ「動こう」とすることが億劫にならず、または馴染みの運動の負荷を落とすことで運動を継続することができるので体力を維持したまま出産に向かうことができます。 もし、妊娠中に体調が悪く運動を辞めてしまったとしても、貯筋(今までの運動で貯えていた筋肉のこと)を減らしているだけですから、貯筋がなかった人に比べると体力があると言えるのかなっと思います。出産は体力必須ですからね。1つ目に上げました。

2つ目は、柔軟性がある事です。私は母子手帳の職業欄に「ピラティスインストラクター・健康運動指導士」と素直に書いていたのもあって、助産師さんたちに「運動習慣がある人は股関節が柔らかいから、それってすごく出産にいいのよ!」と健診の時から言われていました。分娩台の上ではしゃがむようなポーズを取りますが、足を大きく左右に開けると赤ちゃんも出やすくなるそうです。また、赤ちゃんが出てきやすくするために、筋肉や靭帯を柔らかくするホルモンが妊娠中はずっと出ているので、身体が硬い方も日頃よりは柔らかくなりますが、やっぱり元々柔らかい人の方が筋肉や靭帯に負担が軽くなるのかなっと思います。あ、ここで1つ気を付けていただきたいのは柔軟性というのは開脚がどれくらいできるかっという柔らかさというよりは、筋肉の伸び縮みをストレスなく滑らかに行えるかという筋肉自体の柔らかさのことを指していますよ!!

3つ目は、体力があって、柔軟性があるからこその事だと思うのですが、攣りにくい。です。妊娠中、私も何度か攣ってはいますが、片手で数える程度でした。妊娠中の攣りは、腹部が大きくなる事による股関節・骨盤周りの圧迫による巡りの悪さが原因である事が多いのですが、体力があって運動をしていたり、柔軟性があることで筋肉がしっかり動くことで巡りの悪さを引き起こしにくいと思います。出産中はまた別の要因で攣りやすいのですが、それはまた下の方でお話しますね!!

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ピラティスを忘れない!!

さて、私は産前に「分娩台の上でもピラティスインストラクターであることを忘れないで挑む!」と掲げていました。

結果、、、忘れていた瞬間もあって。ナースコールを握りしめてしまって看護師さんを呼びっぱなししてしまったのです。笑 しかし、大方?ピラティスを忘れずに挑めました!!とはいえ、陣痛中にピラティスのエクササイズをしたわけではありませんよ。ピラティスの呼吸や、考え方を何度も何度も思い出して実行していくっという感じです。

1つ目は、「無駄に力まない」。これはピラティスの腹圧をかけたり、胸式呼吸をする時にお客様にお願いしていることですが、深呼吸をしようと思って首やアゴに力が入っていたりするのを辞めてもらう時に言います。お腹に力を入れたいのに、首に力が入っていたら・・・無駄な力みだと思いませんか?首に力を入れても、お腹には一向に役立ちません。 私も陣痛がひどくなってきたときに、ついつい肩や首に力が入ってきたりして、そのたびに「力まない~無駄に体力使わない~力んでいい時まで体力温存する~力んだら筋肉が収縮してもっと痛く感じるから辞める~~~~」と呪文のように繰り返し唱えてました。笑 そばで聞いていた母は笑ってましたよ。

2つ目は、「息を吐く!」これはピラティスの基本の呼吸ですね!!出産は腹式呼吸を推奨されていますが、胸式とか腹式とか関係なく息をなが~~~~く吐くことです。これは過呼吸の時の対処法と似ているなっと思うのですが(過呼吸を起こした時も息をゆっくり吐いてと言われます)私たちの呼吸は吐く方を意識するほうが深呼吸ができると言われています。吐くだけ吐けば、勝手に吸うんです。

試しに、大きく息を吸ってみてください。終わった時に息を吐くのってため息みたいな感じで弱いと思います。今度は息を吐ききるところまで吐きます。すると、終わった時、水泳の息継ぎのようにグッと息を吸いたくなります。ということは…私たちは吐く方を意識的に行う方が呼吸が続いていきやすいんです。ですが、日頃から呼吸について考えたことがないと自分が吸っているのか吐いているのかパニックになってしまうのです。だから妊娠中に呼吸の練習をするんですよ!!

1つ目と2つ目は、妊娠してからでも練習することができます!!マタニティエクササイズなどでも呼吸をよく取り入れます。呼吸の練習をすることで酸素をしっかり自分と赤ちゃんに送り続けることが大切です。そして呼吸を一定のリズムでできるようにすると力まなくてすみますし、呼吸に意識が行くことでパニックに陥るのを軽減してくれます!!

 

出産してみて・・・

私が出産する前までにピラティスを忘れない!ピラティスの恩恵を!と思ったのは上の2つです。産前の運動の薦めを読みましたが「ピラティスじゃん!!」と思いました。呼吸と力み逃がしを上手に行うことです。ここからは出産してみて、振り返った時にピラティスをしていてよかったこと・こんな効果があるんじゃない?もお伝えしておこうと思います。

1つ目は「言われた通りに身体を動かすこと」です。ピラティスのレッスンでは、結構細かく腕や脚、背中など体のあらゆるところをインストラクターから指示され、指示されたことをならべく自分の脳から身体に指令をだして自分で自分の身体をコントロールしていくっという部分があります。これが難しいのですが。でもこれが出産の時は必要だ!!と思いました。

というのも、助産師さんから「もっと踏ん張って、腕を引いて、上に逃げないで、頭上げるとそっちに力逃げちゃうよ!!分娩台の真ん中にお尻持ってきたほうが力がまっすぐでいいよ!!」などなど他にもたくさんあったような気がするのですが、めちゃくちゃ指示というか、アドバイスをくれました。「助産師さんのいう事を聞くのが一番効率がいいはず!!」と私はめちゃくちゃ痛い中、助産師さんの言う通りに身体を使う事を意識しました。そしてこれが上記で話していた出産中の攣りを軽減してくれると思います。的確に身体へと指示を送るので、必要のないつま先やふくらはぎに力が入らなければ攣らなくなります!!私は出産中は攣ってません!

で、普段運動をしていない人、さらに言うと見様見真似(見た物を真似する)で運動している人には、この言葉による身体への指示を的確に行うってすごく難しいのでは?っと思いました。普段運動していない人はそもそも急に踏ん張ってとか、腕を引くとか言われても、そこをどうやって動かすのか分からなくなってしまうと思うのです。そして、YouTubeやグループレッスンなどの指示が一方方向の方はできたつもりになっていることが多く、指示通りに動けているかが怪しいなっと思います。パーソナルのピラティスではインストラクターの指示が基本口頭です。そしてできているか、いなかったかのフィードバックがあるので口頭指示への身体への適応能力というか、修正能力がついていると思います。見たのを真似して身体を動かすよりも、言われたことをイメージして体を動かす方が難しいんですよ!!

 

2つ目は、産んだ後に助産師さんから「やっぱりピラティスしてると骨盤が安定してて安産なのかな?」と逆に聞かれたのですが、、、そうなのかな?笑 こればっかりは同じ人で、同じ条件の下で、骨盤が歪んでいるパターンと、骨盤が安定しているパターンの出産を比べることができないのでなんとも言えないです。 でも私はきっとピラティスのおかげっと思っています。ピラティス歴も長くなってきましたしね! 体力やら、身体への考え方に軸があるので、それをお守り代わりに、あっと言う間に出産をすることができて、「出産、得意かも。。。」と思えるくらいの納得の出産ができました。

 

 

ピラティス。出産に向けてとってもいいのでお勧めですが、きっとピラティスじゃなくても大丈夫です。どんな運動やダンスなどの芸術でも、仕事を通して体を動かしている方も。身体を動かすことを日頃している人は、上達や効率化のために自分の身体をよく観察したり、実験しているはずです。その身体への経験が応用として活きていくのだと思います(^^)

そして、病院の先生や助産師さんたちがとっても優しくて、褒め上手で、授乳方法などを教えるのも夜中に1時間付き合ってくれるほど熱心で…インストラクターとしてこれくらいの熱量をもって教えていけたら仕事楽しいだろうな、お客さんもうれしいし楽しくなれるよなっと学びました。出産という素敵な経験ができて幸せです。 ゆっくりと着実に回復して、皆さまとピラティスできるのが楽しみです!!

 

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Pilates & Conditioning Studio Hanae

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