こんにちは! 茨城県守谷市IROHA Pilates & Conditioning StudioのHanae(はなえ)です。
さて今日は前回の「身体が覚えている」の続きです!!
「先生、これで合ってますか?」
レッスン中によくある光景です。
「なんか変な感じがします。」
「こっちで合ってますか?」
「前の姿勢の方が楽なんですけど…。」
実は、それ。とても自然な反応なんです。
身体は”今までの正解”を覚えています
前回のブログでは、「最初は脳で理解して、最後は身体が覚える。」というお話をしました。では、一度身体が覚えた動きはどうなるのでしょうか。
答えは…簡単には手放してくれません。
だって、せっかく覚えたんですもん!そして、「できた」という成功体験を脳は学習しています。
脳は”いつもの動き”が大好き
例えば、前回もでてきたお箸の使い方。
何十年も同じ持ち方で使ってきた人が、「今日から違う持ち方にしてください。」と言われても、すぐには変えられません。
それは意思が弱いからではなく、脳が「今までのやり方でちゃんとできているよ。」と思っているからです。だって、食べれてるんですもん!!
脳は、新しいことよりも、慣れたことを選ぶ方が省エネルギーなんです。
ピラティスでも同じことが起こります
例えば反り腰の方。長年その姿勢で生活していると、その姿勢が”普通”になります。
だからレッスンで「骨盤を少し整えてみましょう。」と言われると、「え?これ前かがみじゃないですか?」と感じることがあります。
でも実際は、身体が間違っているのではなく、脳が”反り腰=まっすぐ”と覚えているだけ。
実際に鏡をみてもらって「え、本当だ」と脳の認識と、身体の実際の位置に誤差があることがわかる方がほとんどです。
違和感は、失敗ではありません
ここで大切なのは、違和感があることを怖がらないことです。
新しい身体の使い方を覚える途中では、
「なんか変。」
「やりづらい。」
「前の方が楽。」
そんな感覚が出てきます。でも、それは失敗ではありません。
脳が新しい地図を書き換えている最中だからそういった感覚を感じているんです。
だから焦らなくていい
ピラティスは、1回で身体を変えるものではありません。
何十年と繰り返してきた身体の使い方に、新しい選択肢を少しずつ増やしていく時間です。だから昨日できなかったことが、今日できなくても大丈夫です。脳はちゃんと学習しています。
そして、ある日ふと。「あれ?前より楽に動ける。」そんな瞬間がやってきます。
最後に
私はレッスンで、「違和感があります。」と言われると、少しうれしくなります。
もちろん痛みは別ですが、“違和感”は、身体が変わり始めているサインでもあるからです。
変わったことを脳が”違和感”としてキャッチしたんです。
身体は、一度覚えたことを簡単には手放しません。だからこそ、焦らず、繰り返し、少しずつ。その積み重ねが、新しい”当たり前”をつくっていきますよ。

IROHA Pilates & Conditioning Studio主宰 一ノ瀬 華恵