こんにちは！
茨城県守谷市　Pilates & Conditioning Studio(ピラティス＆コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

 

今日は当スタジオに通われている方のお話からです。きっとこういう方、多いんだろうなっと思いますのでブログにいたします。

 

エクササイズにチャレンジ！したけど。

自粛期間中に、オンライン化が進んだと言われていますが、まだまだズームなどの先生とのやり取りがあるレッスンではなくて、YouTubeに上がっている無料のエクササイズ動画をみたりしていた方もおおいのではないでしょうか？　

当スタジオの会社員・５０代のＴ様も運動不足が気になり、YouTubeなどでエクササイズ動画をCHKし、「運動しよう！！」と行動したそうです。素晴らしいですよね。しかし、運動不足になっていたＴ様はYouTubeに上がっていたエクササイズ動画をしようとしたときに腕を上げたら脇の下にピキっとした痛みを感じてできなかったそうです。

その時に「YouTubeとかで簡単・お手頃・お家でもできるっと書いてあるエクササイズ動画ですらできなくなってしまった。もうこういう運動は若い人しかできないんだわ。」と悲しくなり、当スタジオに行くのも億劫に感じてしまったというのです。

きっとこのような方多いのではないでしょうか。私もクラシックバレエのレッスンをInstagramLIVEなどの一方的な指導のオンラインで受けたときに思ったのは、「この先生のクラスを受けたことがないから、先生の”いつものように”などの言い回しが分からないし、慣れない組み合わせの振付は早いと覚えられない」と感じることもありました。画面越しに他にやっている人も見えないので、「みんなこのペースについていけてるんだ」と感じて置いていかれてしまうような・・・こんな時はちょっと悲しい気持ちになりますよね。

この気持ちが分かったからこそ、私以外の多くの方がYouTubeやインスタグラムのエクササイズ動画を見て「私には運動はできない」と諦めているのでは？と感じました。そこに””待った””をかけさせてください。

無料動画の落とし穴

YouTubeやInstagramLIVE（私もやりました）、あとは大人数のオンライングループレッスンなどですかね。たくさんの無料のレッスンが開催されていました。これは少しでも運動の機会を作ってほしいという様々なインストラクターやトレーナーの暖かい気持ちから成り立っていることです。これ自体は素晴らしいのですよ！！

★　一方通行　★

コメントなどのやり取りができる機能があるとは言え、YouTubeやInstagramはあなたの姿は見えていません。ほかにも大人数でのオンラインレッスン（ZOOM）の場合、あなたのことは見えてはいますが、６人以上になってくると１つ１つの画面は小さくなっていきます。２５人を超えた場合はスクロールしないと全員を確認することができないのです。一方的なDVDなどとほぼ同じようなコンテンツです。

そうなると、レッスンの強度はインストラクター・トレーナーによるっという事になります。私がInstagramLIVEをやる時もどこまで強度を上げるか、悩みました。１０代～６０代までお客様がいて、ダイエット目的の方や、姿勢がよくなりたい方、運動不足を解消したい方など目的も多種多様だからです。そのため今日の目的はっとお題をつけて行うようにしました。

★　見てほしさに・・・　★

YouTubeなど動画サイトには見栄えがいいようなエクササイズや、できたらカッコいい！みたいなエクササイズもたくさんあります。YouTubeは見てもらってなんぼですから「簡単にできる」とか「こうすればあなたにもできる」と書いてあるとついついやりたくなりますよね。そして準備運動もなしにそのエクササイズに入っていくこともあります。それはあなたに適したやり方や強度の付け方を指示してくれるわけではないのです。
タダより高いものはないっとよく言いますが、無料なものには理由があります。そして有料なものにもその料金の理由があるのです。

★　一緒に受ける意味の違い　★

ZOOMやInstagramLIVE、YouTubeLIVEなどは完全な一方通行ではありません。コメントを出したり、ZOOMなら声を出すこともできますよね。自粛期間中にこういったオンラインで何人もの人と同時に一緒にレッスンをすると社会と繋がっている感じがしてとても楽しいことだと思ったはずです。しかしレッスン中はどうでしょうか。
リアルな教室のグループレッスンで、先生がそこにいる生徒さん１人に注意を一言言っても待てます。それはその注意されている生徒さんのことがあなたにも見えているし、NG動作の勉強になっているからです。しかし、オンラインだとどうでしょうか？先生からは注意をしたい生徒さんは見えているけど、あなたからはその生徒さんは見えにくいと思います（画面から離れてレッスンしているか、先生を大きく映しているでしょうから）。先生が口頭などて伝えているその生徒さんへの注意の意味も分からないし、スタートポジションなどで待たされている感じになる事でしょう。スマートフォンのレスポンスの速さに慣れている私たちはパソコンの前で待たされることに極端にストレスを感じるそうです。

見た目は同じでも、中身は違います

私たちの身体は基本的な見た目はほぼ同じですよね。顔があって、首があって、肩・お腹・股関節・足です。でも人によって肩が痛かったり、腰が弱かったりがあります。また普段の姿勢の取り方や身体などの中身は違うんです。たとえ同じ50歳でもずっと運動をしてきた人と、してこなかった人が同じレッスンを受けたら、違う感想になるはずです。

レッスンを受けた後に「ついて行けなかった」と思ったのであれば、あなたに不向きだったと言ことです。決してあなたが悪いという事はありません。　また、歳を重ねれば、それは１０代の頃のような弾けるようなパワーは無くなります。それはどうしようもできないことです。身体の癖が蓄積されて、できないことや、やりにくいことも出てくるのです。それでもできることを楽しむことが大切です。手を上に上げることができなくても、前ならえくらいまでなら上がるなら、それはその範囲で行えればいいのです。動くところに着目し、動いていることを認めてあげましょう。

普段元々運動をしていなかった方が急にこの自粛生活になって、オンラインで運動を始めようとしたらなおのことギャップなどを感じたかもしれませんね。何事もマラソンと一緒です。最初は１キロ、次に２キロっと走って慣らしていかないと、たった５キロでも急には走れないのです。それが例え手を上げるとか、「簡単です」と言われていることでも同じことです。

オンラインはこれからの世界

オンラインレッスンや、エクササイズ動画に難癖をつけているように聞こえてしまったかもしれませんが、オンラインの世界はこれからだと私は思っています。

なぜならオンラインにもいいことがたくさんあります。移動時間も拘束時間もなしに自分の憧れの先生や、習ってみたい人から指導を受けれるようになる世界が待っているのです。働いたり、家事をしたりと忙しい中でも自分の時間を保てるようになるのは素晴らしいことだと思います。

でも、またオンラインの世界は発展途上なのです。それは与える方も、受ける方もという事です。これからオンラインでもどんどん素晴らしいコンテンツが生み出されていくと思います。大人数のグループレッスンになっても１人１人がバーチャルでリアルの時のようになるかもしれません！！ついて行けるようにしないとなっと私も今からドキドキです。

エクササイズ動画を見てできなかったからといって落ち込まないで下さい、諦めないでください。あなたでもできるエクササイズはあります。ピラティスはリハビリテーションから生まれた運動なんです。一度本物のピラティスを受けてみてくださいね。

 

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