
こんにちは!
茨城県守谷市 IROHA Pilates & Conditioning Studio(イロハ ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。
気になる部分ほど太いままなのはなぜ?
二の腕が気になるから、二の腕のトレーニング。
お腹が気になるから、腹筋。
脚が気になるから、脚痩せトレーニング。
気になるところがあるからこそ、
「よし、ここをなんとかしよう!」
と運動を始める方は多いと思います。
でも、一生懸命その場所を動かしているのに、
「なぜか気になるところだけ変わらない」
ということもあります。
なぜなのでしょう?
気になるところを鍛えれば、そこだけ細くなる?
まず知っておきたいのは、
特定の場所を運動すれば、その場所の脂肪だけが狙って落ちる、とは限らない
ということです。
脂肪のつき方や落ち方には個人差があります。
年齢や性別、遺伝的な要素、食事や活動量など、さまざまなものが関係しています。
だから、
二の腕が気になる=二の腕の運動
お腹が気になる=腹筋
だけでは、思っていたような見た目の変化につながらないこともあります。
では、運動しても意味がないのかというと、もちろんそんなことはありません。
私は見た目のお悩みを考えるときにも、
その場所だけではなく、身体全体を見てみる
ことを大切にしています。
二の腕が気になるなら、腕だけを見る?
たとえば二の腕。
腕の見た目そのものには体脂肪なども関係するので、「この筋肉を鍛えれば細くなる」と単純には言えません。
でも、腕は肩や肩甲骨、胸郭などと一緒に動いています。
腕を上げる。
後ろへ伸ばす。
物を持つ。
そんな動きをしてみると、
「思ったより腕が上がらない」
「いつも肩に力が入る」
「背中まで一緒に動かす感覚がない」
ということがあります。
だったら腕だけを何十回も動かすより、
そもそも私は腕をどんなふうに使っているんだろう?
と見てみる。
それも身体を変えていくためのひとつの方法です。
ぽっこりお腹なら、腹筋だけ?
お腹も同じです。
お腹の見え方には、体脂肪だけでなく、体格や姿勢、呼吸、腹部の筋肉の働き方など、いろいろなものが関係します。
特に40代、50代になると、
「昔と体重はそんなに変わらないのに、なんとなく体型が変わってきた」
と感じる方もいます。
だからこそ、腹筋だけをひたすら頑張るのではなく、
呼吸をしたとき肋骨はどう動く?
骨盤や背骨はどんな位置にいる?
身体を起こしているとき、お腹はどんなふうに働いている?
そんなところまで見てみます。
お腹をずっと凹ませておくことが「正解」なのではありません。
必要なときに力を出せて、必要のないときには力を抜ける。
そんな身体の使い方も大切です。
脚が太いと感じるなら、もっと脚を鍛える?
「昔、スポーツをしていたから、太ももの前がしっかりしている」
「スクワットをすると、いつも前ももばかり疲れる」
そんな方もいます。
ここでも、「前ももを使わないようにしましょう」とは考えません。
太ももの前側の筋肉だって、立ったり歩いたり階段を上ったりするために必要な、大切な筋肉です。
ただ、ひとつの場所ばかりが頑張っている感覚があるなら、
股関節はどう動いている?
足の裏で床をどう踏んでいる?
お尻や体幹は一緒に働いている?
と、身体全体へ視野を広げてみる。
すると、
「脚のトレーニングをしているのに、脚しか疲れない」
理由が少し見えてくることがあります。
お尻も、形だけではなく「どう使っているか」
お尻についても、
「垂れてきたから、とにかくお尻を鍛えよう!」
となりがちです。
もちろん、臀部の筋肉をトレーニングすることは大切です。
でも、せっかくなら筋肉を鍛えるだけではなく、
立ち上がる。
歩く。
階段を上る。
そんな普段の動きの中で、股関節やお尻をどう使っているのかも見てほしいと思っています。
レッスンの60分だけ一生懸命動いて、残りの時間は身体のことを忘れてしまう。
それよりも、
自分の身体の使い方を知って、日常にも持って帰る。
私はその方が、長い目で身体を見ると大切だと思っています。
「全部、体幹が弱いから」ではないけれど
「全部、体幹が弱いから」ではないけれど
2021年にこのブログを書いた私は、
二の腕、お腹、脚、お尻。
こうしたお悩みの原因を「体幹の力不足」と書いていました。
今は、それだけではないなと考えています。
身体の見た目も、動き方も、ひとつの原因だけで決まるものではないからです。
体脂肪や筋肉量、骨格、姿勢、普段の活動量、身体の使い方、生活習慣。
いろいろなものが重なって、今の身体があります。
でも。
久しぶりにこの記事を読み返してみると、
「体幹が整うと、身体ってこんなに変わるんだよ!」
という当時の私の熱量が、ものすごく伝わってきます。笑
体幹が働くことで、腕や脚が動かしやすくなったり、身体を支えやすくなったりする。
呼吸や背骨、骨盤の動きがつながって、「あ、さっきより動きやすい!」と感じる。
そんな身体の変化が嬉しくて、面白くて。
これをみんなにも知ってほしい!と、一生懸命伝えようとしていたんだと思います。
そして、その気持ちは今も変わっていません。
ただ、あの頃よりたくさんの身体を見て、私自身も学び続けてきた今は、
「体幹が弱いからです」
「骨盤が歪んでいるからです」
と、ひとつの理由に決めるのではなく、
今、この人の身体では何が起きているんだろう?
と、一緒に見ていきたいと思っています。
2021年より、答えは少し複雑になりました。
でも、身体って面白い!と伝えたい気持ちは、たぶんあの頃と同じです。
骨盤のニュートラルは「絶対に正しい位置」ではない
ピラティスには、骨盤の「ニュートラル」という考え方があります。
ニュートラルは身体を動かすときに使える、ひとつの基準です。
私たちは一日中、骨盤をニュートラルに固定して生活するわけではありません。
座れば動く。
歩けば動く。
しゃがめば動く。
振り返っても動く。
身体は動くためにあるからです。
大切なのは「正しい位置から絶対に外れないこと」ではなく、
今、自分の骨盤がどこにあるのか。
そこからどう動かせるのか。
それを感じられること。
ニュートラルも、そのためのひとつの物差しです。
身体は、ひとつのチームだから
2021年の記事の最後に、私はこんなことを書いていました。
「身体は1つのチームです」
これは今も、とても好きな考えです。
腕だけ。
お腹だけ。
脚だけ。
お尻だけ。
身体はそんなふうにバラバラには動いていません。
気になる場所があると、どうしてもそこばかり見たくなるけれど、
少し視野を広げて身体全体を見てみる。
すると、
「ここを細くしなきゃ」
だけだった運動が、
「私ってこうやって立ってるんだ」
「ここはすごく頑張っていたんだな」
「こっちはあまり使えていなかったんだ」
と、自分の身体を知る時間に変わっていきます。
見た目を整えたい。
それも、運動を始める立派なきっかけです。
でもせっかく身体を動かすなら、その先に、
動きやすい。
疲れにくい。
好きなことを楽しめる。
そんな身体も一緒につくっていけたらいい。
気になる一部分だけではなく、その身体でこれからどう暮らしていきたいか。
IROHAでは、そこまで一緒に見ながら身体を整えていきます。
※この記事は2021年に公開した内容をもとに、現在の知識や考え方に合わせて2026年に加筆・修正しています。
当時から変わらない考えもあれば、学びや経験を重ねる中で変わったこともあります。
過去の言葉も残しながら、「今ならどう伝えるか」を大切に書き直しました。
Pilates & Conditioning Studio Hanae

IROHA Pilates & Conditioning Studio主宰 一ノ瀬 華恵