コンディショニング

頭の中がいっぱいになったら、身体に戻る

こんにちは!

茨城県守谷市

IROHA Pilates & Conditioning Studio

Hanae(はなえ)です。


先日、ある本を読んでいたら、感情が大きく動いているときの体について書かれていました。

強い怒りや不安を感じているときには、冷静な判断がしにくくなり、視野も狭くなりやすい。
だから、そんなときに大きな決断をしたり、勢いのまま言葉を発したりするのは、一度待った方がいいという話です。

これを読みながら、子育てをしているときの自分を思い出しました。

子どもに対して、

「もうっ!!!」

と、一瞬で怒りが湧いてくることがあります。

「怒らないようにしよう」と思ったところで、正直、一瞬で湧いてくる感情を抑えるなんて、私にはなかなかできません。

でも、そんなときに「今、私の体の中ではこんなことが起きているのか」と思えると、ほんの少しだけ、自分の関心を怒りから逸らせることがあります。

怒っているときに、

「あ、今の私は冷静に判断しにくい状態なんだな」

と思う。

それだけでも、怒っている相手や出来事だけに向いていた意識が、一瞬、自分の体へ戻ってきます。

すると、

「ちょっと緩めようかな」

と思えることがあります。

もちろん、毎回そんなにうまくはいきません。

ただ、「怒っちゃダメ」と感情を抑え込もうとするよりも、今、自分に何が起きているのかを知る方が、私には合っているようです。

怒りがなくなるわけではありません。

でも、自分の状態を知ることで、そのまま勢いに任せる以外の選択肢が生まれることがあります。

本を読みながら、体のことを知っているって、こういう場面でも役に立つんだなと思いました。

そういえば昔、仕事で嫌なことがあったときや、

「これ、どうしよう……」

と頭の中がいっぱいになったとき、私はバレエのレッスンに行っていました。

90分間、音楽を聴いて、先生の話を聞いて、自分の体を動かす。

その間は、ずっと考えていた仕事のことから離れて、目の前にある自分の体に集中します。

もちろん、バレエをしたからといって、仕事で起きている問題そのものが解決するわけではありません。

でも、90分後にスタジオを出る頃には、

「あれ? そんなに大きな問題じゃなかったかも」

と思えたり、

「私にもこういうところはあったかもしれないな」

と、自分の立場を少し冷静に考えられるようになっていたりしました。

問題は何も変わっていないのに、その問題を見る自分の状態が変わっている。

今思えば、あの90分は「考えること」から一度離れて、体に戻る時間だったのかもしれません。

仕事が終わっても。

子どもたちが家にいなくて、一人になっても。

ずーーーーっと、同じことを考えてしまう。

そんなとき、ありませんか?

考えないようにしようと思っても、頭の中だけでどうにかしようとすると、私は余計にぐるぐるしてしまうことがあります。

そんなときは、一度、自分の生活や悩みから物理的に離れた場所へ行ってみるのもいいのかもしれません。

私にとっては、それがバレエだった時期がありました。

散歩でも、運動でも、好きな場所へ出かけるのでもいい。

考えるのをやめようとするのではなく、別のものに自分の関心を向けてみる。

ピラティスをしているときにも、

「今日はここが動きにくいな」
「さっきより呼吸しやすくなったな」

と、自分の体へ意識を向ける時間があります。

ピラティスは体を動かす時間ですが、こうして考えてみると、日常のあれこれから一度離れて、今の自分の体に戻ってくる時間でもあるのかもしれません。

怒っていることも、悩んでいることも、なかったことにはできません。

問題そのものが、90分で解決するわけでもありません。

でも、同じ問題を見る自分の状態は変わることがある。

身体のことを知るというと、姿勢や筋肉、運動のことを思い浮かべるかもしれません。

でも、「今の自分はどんな状態なんだろう」と気づくことも、身体を知ることのひとつなのかもしれません。

頭がいっぱいになったら、一度、体に戻ってみる。

本を読みながら、そんな時間も大切なんだなと、改めて思いました。

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