ピラティス

ピラティスをするのに筋肉の名前は知っていた方がいいの?

 

こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

 

あなたは自分の身体の中にどれだけの筋肉があって、それらの名前を知っていますか?
最近お客様と「筋肉の名前を知っておいた方がいいのか?」という話になったのでシェアしたいと思います。

 

ピラティスへの疑問

当スタジオには運動初心者の方から、ピラティス初心者の方から、何かスポーツをされていて身体の軸を取る為や体の使い方を知る為、体幹を鍛えるためっという方まで様々な方がご来店いただいております。そして最近増えてきたのが「他でピラティスをやってました」という方です。他にも、パーソナルピラティスは当スタジオだけど、通っているジムにあるスタジオプログラムにピラティスがあって参加してみましたっというのもあります。ピラティスがメジャーになってきていることを嬉しく思います。

いろんな人からピラティスを受けることで私との指導の差に気が付いたようで、ご質問をいただきました。
それは「筋肉の名前って知っておいた方がいいんですか?他の先生に『○○筋使っている感覚あるでしょ?』って言われたときに筋肉が分からなくって」とご質問を受けたのです。

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筋肉は知っておくといい

結論からいうと、筋肉がどのように存在していて、その名前が〇〇筋っていうんだよっというのは知っておくと便利だと思います。

なぜなら、もし筋肉の場所と名前が分かっていたらグループレッスンの場合「太ももの裏に効いてますよ!」と言われるよりも「ハムストリングスに効いてますよ!」と言われた方が正しく効いているか確認しやすいからです。太ももの裏って言ってもお尻に近い方の時もあれば、膝裏に近いところだったり、お尻ともいえるような・・・と悩んでしまいますが、筋肉を把握していれば誤解が少なく済みます。

また、よくボディビルダーや、芸人さんのなかやまきんにくんが筋肉に向かって話ながらトレーニングすると効果があがると話ていますが、頭の認識と体の認識を合わせることによって体はコントロールしやすくなるので鍛えやすくなり、効果が感じられます。

あとは、共通言語としてはとても役立ちます!トレーナー業の方を指導するときには筋肉名をガンガンお伝えしています。知っている人同士なら共通言語として、細かく言わなくていいし、ボディを触って指示しなくていいのでとっても簡単に意思疎通ができます。

知識は重くも邪魔にもなりませんから、筋肉について知るのはおススメです。

イメージや共通言語も大切に

私もピラティス初心者の方には腹横筋や骨盤底筋群など、こういう筋肉がついてますよ、それを使いますよっという説明はしています。しかし、インストラクターやトレーナーでないのであれば事細かに、自分の筋肉の名前は知らなくてもいいのでは?っと私は考えています。(でもたまに知ってほしくて筋肉について熱弁するときもありますが)

なぜなら筋肉の形や、筋肉名を知らない、または筋肉を使っている感覚が鈍い方にいきなり筋肉の話をされても「え?」ってなってしまうからです。共通言語として成り立っていないものを使っても伝わらないですよね。そうだな、例えるならばビジネス用語と似てますね。私はITの会社に入った時に「エビデンスの資料持ってきて」と言われたとき「エビデンスとはなんですか?」と思いましたし、「前のデータとマージしたのだして」と言われたときも「マージってなに?」て思いました。日本語を言われたはずなんですが、知らないと全く通じないのです。筋肉の名前だって日本語です。でも知らなければ通じないのです。

それよりもまずは動いてみることです。すると場面によって同じ日本語でも体の使い方が違う事に気が付きます。たとえば、「お腹を締める」です。健康診断でお腹周りを計られると思ってお腹しめるのと、上体を起こしたりする腹筋運動をしてお腹を締めるのと、きついズボンのチャックを上げるためにお腹締めるのってちょっとずつ違うと思いませんか? 

私たちの身体は知らない間に筋肉をしっかりと使い分けているのです。これらのすべての健康診断のお腹を締めるは○○筋で・・・とか考えているわけではないですよね。(指導しているこちらは考えてますよ!!)でもピラティスを心地よくするためなら知らなくても「あ、健康診断の時の使い方できたな~」でいいと思います。身体の内側の感覚を自分のイメージで覚えればいいのです。

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共通言語としての筋肉名

とはいえ、私もだんだん「ここ効いているでしょ?ハムストリングスっていう筋肉の名前なんですけど・・・」とちょこちょこお伝えしています。でもそれができるのはパーソナルレッスンだからです。

こちらが見ているのであなたに確認しなくてもちゃんと使えているなっというのが見えています。またはすごく効いているとお客様から「ここがすごい!!」と申告してくださいます。その時に「そこが使えているなら正解です!○○筋って言うんですけど、どんな感覚ですか?」と体の感覚についてお話していきます。名前を知るよりも、その筋肉を使ったときの感覚を覚えてもらえると、今後もその筋肉を使う時はその感覚を思い出せばいいのです。私たちは同じ身体の構造を持っていますが、体の使い方のイメージや感覚は人それぞれです。自分の身体の使い方の感覚は自分でコンプリートしていかなければいけません。

耳馴染みしてくればだんだんと筋肉名は覚えていきます。なぜなら自分が使うのが苦手な筋肉は弱くなりやすいので、ピラティスのレッスンでは鍛えていただくところになるから出番が多いのです。笑 聞く回数が多くなればなるほど、お友達の名前のように覚えられます。

バレエのレッスンからの名残かも

私は元々クラシックバレエを習い、そして先生をしていました。クラッシックバレエではすべての行動にフランス語で名前がついています。初めはもちろん名前と動作を説明してもらいますが、振付の時に先生が呪文のようにとなえるこの和製フランス語を聞いているうちに耳馴染みしてきて「ドゥバン・タンジュから、ロンデジャンプアテール、ドゥバン・ジュテからロンデジャンプアンレール」と呪文が並んでもいっている意味が分かってくるから本当に不思議です。

ピラティスはバレエよりも振りは短いですし、音にせかされることもありません。「足上に上げるとハムストリングスがストレッチできるの感じられますよ、戻してくるときに同じハムストリングスが縮んでいる感じをイメージしましょう」という具合に筋肉の名前が出てきます。ゆっくりやりながら、だんだんと耳馴染みして筋肉について知っていければいいと思います。

でないと、名前を覚えることでいっぱいいっぱいになって座学を先にやるか、運動しに来ているのに運動を止めなければいけなくなります。当スタジオならマンツーマン指導であなたのペースですすんでいけるのであえて筋肉の名前をお伝えしていないことがあります。知りたい・頭で理解した方が理解度が早まりそうな方には筋肉名や機能を説明しますし、イメージや感覚の方が体が動けるのであればそれでいいと思っています。

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分からなくても大丈夫

とはいえ、グループレッスンの時や、ピラティス経験者として外部のスタジオでレッスンするときにいきなり筋肉名を言われると「ん??」となるかもしれません。また、耳馴染みするまでは言われてもすぐにどこのことを言われているのか変換できないと不安になりますよね。 

分からなくても大丈夫です。「分からない」と思ったことって心にざわざわと印象に残ります。印象に残ったからこそ、今回ご質問をいただけたのだと思いますが、「分からなかった」という事を認識するいい機会なのです。グループレッスンの時でも覚えていたのであればレッスンの最後にインストラクターに聞きに行きましょう!解決できます。

パーソナルのいいところはその「分からない」をすぐに質問できることです。または「違うところ使ってます」と申告して正しいエクササイズに変更することができます。分からなくてもいいんですよ!大人になると分かっていて当たり前みたいな雰囲気?になりますが、新しいことを始めたら分からないことってたくさんでてきますからね。「こんなこと聞いていいのかしら?」と思わずに、どんどん聞いてくださいね。

 

 

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