ピラティス

リハビリテーションとしてのピラティス

 

 

こんにちは!
茨城県守谷市IROHA Pilates & Conditioning Studio(イロハ ピラティス&コンディショニングスタジオ)Hanaeです。

 

 

前回のブログでトレーニングの基本原則からピラティスを見てみました。今回はリハビリテーションとピラティスを見ていきたいと思います!!

リハビリテーションとは?

リハビリテーションとは?となると一般的には理学療法士さんの分野だと思われる方が多いのかなと思います。ちなみに、理学療法士さんは基本動作能力の向上や維持、または障害の悪化予防を目的に運動療法や物理療法を用いて自立した生活が送れるように支援する医学的リハビリテーションの専門職です。整形外科で多く見かけることがありますね。他にも医学的リハビリテーションには言語聴覚士や作業療法士もいます。これらは国家資格ですね!

医学的リハビリテーションの他にも、保健の観点からは健康運動指導士や、栄養士、保健師、音楽療法士。福祉の観点からは介護福祉士や、ホームヘルパー、社会福祉士があります。

このように専門職による機能回復訓練ととらえられることも多いリハビリテーションですが、「リハビリテーション」という言葉にはもっと広い意味があります。「リハビリテーション(Rehabilitation)」は、re=”再び、戻す”とhabilis=”適した、ふさわしい”から成り立っています。(言葉の成り立ちを知るの、私好きなんです。) つまり、単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が重要で、そのために行われるすべての活動がリハビリテーションなのです。

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もう少し難しいというか、お勉強的な要素としてWHO(世界保健機関)のリハビリテーションの定義(1981年)についてもお話させてください。

リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。

障害者と聞くと健常者の私たちには関係がないかというとそうではなく。骨折などの怪我をしている状態でも障害を持っていることになります。どんな状態の時でも社会に参加できる仕組みとなりたちが大切ですという事です!

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リハビリテーションを知った上で

リハビリテーションについて「なるほど」となったところで、私たちも小さな障害というか、身体の不調を感じること、ありますよね?肩が凝って動きにくいだとか、四十肩、五十肩になると腕が上がらなくなる事もあります。これも日常生活を送るうえでは障害になりますよね。膝だって、股関節も、腰も、痛みがあると動きたいという気持ちが削がれ、生活の障害になります。これらの病院に行くほどでもないけれど障害になっているものに対して、リハビリテーションは整形外科だけのものではなく、もっと身近にあっていいものだと思うのです。 運動の前に行う”ストレッチ”や、仕事の合間に伸びをして身体を解すことも。凝り固まって違和感や痛みなどの不調の状態から適した状態に戻そうとする行為です。

ただ、ストレッチとリハビリテーションがイコールかというとちょっと待っていただきたいです。なぜならストレッチは筋肉が伸びることを指していて、適した状態に戻そうとはしていないから。筋肉が伸びたことによって、不調が改善することもたまには、たまたまならあり得るでしょう。しかし、筋肉を緩めた後には正しい場所に戻そう、動かそうというところまでがリハビリテーションです。リハビリテーションが国家資格になっているのもこの”正しい場所”を理解していることが前提で、証明されている人の職業だからです。

でも、私たちが漢字検定で漢字の能力を証明しなくても漢字を使用できるように、”正しい場所”を理解した上でならセルフリハビリテーションをおこなうのは、自分の生活の質を向上することになります。

 

リハビリテーションとしてのピラティス

ピラティスは元々背骨を快適に動かし、骨盤と背骨を軸に姿勢がよくなれば、快適な生活を送ることができるようになる!!と発足しています。そのため、年々解剖学や運動生理学を用いた資格が増えてきました。ちなみにSTOTTPILATESはコンテンポラリーピラティスとして有名なので、試験には解剖学の筆記と、姿勢分析の実技があります。

つまり、ピラティスは”骨を正しい場所”へ導いていく指標があり、そのために正しい動きをトレーニングしていく運動なのです。ピラティスとリハビリテーションの根本にあるものは似ているっと私は感じています。

私たちは動きに必ず癖が付きます。個性でもある癖ですが、やりすぎると怪我や不調に繋がる事もあるので、それを改善していきます。リハビリテーションとの違いっとなると、ピラティスは日常生活を送れるように向上させたり維持することだけにとどまらず、その基準を満たしたら、より筋肉を均等に発達させたり、負荷を上げていくトレーニング部分まであるという事です。

不調のある部分はリハビリテーションピラティスを行い、元気なところや得意な所はより強化を行っていきます。一か所ではなく、全体でその場所にあった運動強度を選択できるのがピラティスのいいところです。

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