こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。
いつもバレエやピラティスを教えていて思うのですが、あなたは自分の体を3Dで認識できていますか?もしくは自分の位置と周りの位置との感覚を認識できていますか? この空間認識能力っといって空間をどのように認識できているかというのがバレエにとっては踊りの豊かさになり、ピラティスではより正確に身体を使えるようになっていくポイントです。
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空間認識能力とは?
空間認識能力(空間認知能力)とは、読んで字のごとく、空間を正しく認識できる能力のことです。空間認識能力によって、人間は目の前にないものでも頭のなかでイメージできるのです。ウィキペディアから意味を参照しておきますと….
空間認識能力(くうかんにんしきのうりょく)とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。
(https://ja.wikipedia.org/wiki)
昔「話が聞けない男、地図が読めない女」という本が流行したのですが、男性より女性の方が空間認識能力が苦手な方が多いようです。といいつつ、私は空間認識が得意なようで、地図で迷ったことはないので男女というよりは人の差だと思った方がいいと思います。また訓練をすれば伸ばすこともできます。
空間認識能力が低いと、地図が読めないくらいならいいのですが、道路を走っている車や自転車と自分の距離がつかみずらいなども当てはまるので事故にあいやすくなるっとも言われています。小さい子供は身長が低くて物事が見えていないっというのもありますが、空間認識力が大人より低いので飛び出してしまったりしやすいのです。
空間の捉え方
2次元、3次元なんて言葉がありますが、2次元は縦と横だけの世界です。今パソコンの画面を目の前にしている私は2次元の世界を見ています。文字がどんどん横に並んでいって、いっぱいになると下の段に移っていって、縦が長くなっていきます。(そして画面に収まりきらずに流れていきます)私たちはパソコンやスマートフォンに触れる機会が増えているため、この2次元での空間認識に目が慣れているのです。
そしていつも言うように、目が見えている人は目で見えていることの7~8割を信じます。なのでトリックアートなどをみるとトリックだと頭では分かっているのに、だまされてしまうのですよね。これが身体の使い方にも影響しているのです。不思議なのですが、慣れって怖いですね。いつも2次元ばかりみていると3次元を見たときに捉えにくいものができているという話です。
空間の捉え方が苦手な人
空間をとらえるのが苦手っとはきっと誰も自分では思いません。なぜなら自分以外の人になったことがないので、自分の空間認識能力について疑問を持つことがないのです。しかし、ダンスをしたりスポーツをする上では、というか身体を動かすという事にはこれはつきものです。
空間をとらえるのが苦手な人の特徴はこんな方です。
- バレエやスポーツ、身体を動かすときに、身体の方向と違う方動けないという方です。例えば、バレエなら斜め前に向かって進みながら、客席側(真正面)を見ながら踊らなければいけません。どうしても身体の向きと、顔の向きがそろってしまったり、行きたい方向に身体が斜めってしまうなら空間を3次元でとらえるのが苦手です。
- スポーツをしている時で言うと仲間の配置が見れていない場合です。夢中になってしまうというのもあるかもしれませんが、次にどこに足や手を動かそうかっと考える場合、だす方向に人がいないかや安全かどうかを脳が判断しなければいけないのですが、空間が認識できていないと人と当たってしまったり、周りの動きが見えなくなってしまいます。
- ピラティスにおいては背骨の配置を変えずに後に行ったり、前に行ったりと股関節でヒンジという動作を行うことがありますが、この時に首が折れて目で追ってしまう方です。身体の動かし方を身体の空間認識ではなく、目から見える情報でとらえようとするので起こります。
種目ごとにこんな時、、、と言うのがあります。多くは目の方向と身体の方向がちぐはぐになっても正常に動けるか、混乱しないで動けるかっという事です。
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空間認識能力を鍛えよう!
身体を動かしていくときに必要な空間認識能力を備えていきましょう!
①動く物を追う
動体視力を鍛えるのにもつかわれているのですが、動いているものを目で追ったり、動いているものを追いかけてキャッチするというのが空間認識を上げるのに効果的です。だんだん近づいてくるものとの距離を測ったり、取る為にはどこに行くべきなのかを想像できるようになっていきます。
なにも野球をしろっとは言いません。してくだされば嬉しいですが、もっと手軽に、例えばティッシュとかのような軽くてふわふわしているものを片手をあげたところから離して、もう片方の手を下に置いておいて取れるか、なども有効です。
もっと簡単にっというならテトリスです。2次元でもテトリスは何をどこにしまうかの空間を練習していることになります。上から落ちてくるパーツと下の山を交互に見ることになるので、携帯でもできます。
②団体競技を行う
かなり実践的ですが、サッカーなどのようにチームの体勢を変えながら行うスポーツを行うと自分の距離と、相手の距離を考えられるようになっていきます。これを大人になってからやるのは無理がある場合は、街で歩いている時に隊列を組んで歩いているというゲームをしてみることです。(人がいないとできないし、いすぎてもできないのですが)
例えば朝の混雑した電車の乗り換えなども、空間認識力が高い人は周りの流れが見えているので人を交わすのが上手でサラサラと並ぶことができているのです。携帯をいじるのをやめて、現実世界で脳を使ってみてください。
③頭の中でイメージする
空間認識力は想像力ともいえる力になります。なので掃除や片付けもやりながらものをどこに移動するか考えるよりも、一旦掃除が終わった完成状態を頭でイメージしてから実行すると、イメージするためにはそのものの形や幅などを意識したり、収まるかなどを考慮することができます。①で言ったテトリスと同じような感覚です。でも、テトリスと違うのは何度悩んでもいいし、ゆっくり考えていいという事です。テトリスだとできないとちょっとイライラしますが、これならストレスなく鍛えることができます。
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自分の体を空間のどこにあるのか認識しましょう。
ある程度、物(対象物)で慣れてきたら、自分の体にも当てはめてみてください。自分の体の大きさや形を把握していってほしいのです。例えば、満員電車に乗る時も「あ、この幅あるならいける!」といつ目安になったり、グループレッスンで身体を動かすのもとても楽になるはずです。
私はクラシックバレエで8人で〇を描きながら踊るですとか、そのまま放射線状に広がっていく、またはチアダンスでも隊形移動を綺麗に行えるかも得点になるので、そういった群舞で空間認識力が鍛えられたのだと思います。全員が同じ足や身長ではないからこそ自分の体ならあそこまで行くのに何歩必要なのか、歩ける歩数が決まっているのであれば歩幅をどうするかを行っていたなっと今なら思います。
自分がどこにいるのか、を認識しているのは運動をするときにとても必要な力です。もし、お子さんにも鍛えたいというのであれば、こういった観点からも隊形などを意識する団体競技などをやらせておくと身に着けることができますよ!
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