しなやかな腕の使い方をバレエからヒントを得よう！

こんにちは！
茨城県守谷市　Pilates & Conditioning Studio(ピラティス＆コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

バレエと言えば、指先まで神経が通っているしなやかな腕の表現がとても大切です。足は力強く上がって、体幹もキュッと締まっているのに、あんなにか弱そうなお姫様に見えるのは腕のしなやかさがあるからです。今日はその腕の使い方に女性らしい美しさの秘密を見つけに行きましょう。

腕で丸を作ろう

まず、腕で〇を作ってみてください。（目の前の木に抱き着くような形で。）　バレエではこの腕のポジションをアンナバーと言いますが、バレエをしたことがない方は、UFOキャッチャーのキャッチャー部分の様にひし形になっていませんでしょうか？　でも腕は肩、肘、手首に関節があるのでどうしてもひし形になりやすいですよね。そこでもう少し大きな〇にしてみてください。もしくは、抱えていた風船に空気が入ったと思って指の位置は変えずに〇の外側に腕を広げようと思ってみてください。

するとだんだん〇に近づけることができます。小さな〇ではなく、大きな〇を作る事で、腕全体の筋肉に意識がむくようになり腕のコントロールがよくなっていくのです！まずはこのバレエの基本である綺麗な〇を腕で作れるようになる事がしなやかな腕のスタートです。角のない腕を目指してみましょう。

リカちゃん人形の手

私は子供のころバレエを教わった時に「リカちゃん人形の手みたいに綺麗にしておきなさい」と言われました。大人になって考えてみると、リカちゃんってカバンなどが持てるように４本の指が揃っていて、親指は内側に収まるようになっています。これがとってもエレガントに見えます。私のこのみのリカちゃんに出てきてもらいましょう(^^)

タカラトミー　’https://licca.takaratomy.co.jp/stylishlicca/ivorishmou.html’参照

改めてリカちゃんの手を見ると、綺麗だなっと思いませんか？というか私が持っていたリカちゃんより大人なリカちゃんがいっぱいHPにのっていて、可愛かったです。。。でも、昔も今も手の形はそんなに変わっていないはずです。リカちゃんのようにそろえすぎてしまうとお人形さんになてしまうので、扇のように少しずらすとより自然な美しさになります。

無理なく動く腕の範囲を知ろう

バレエでは丸くした腕を下（アンバー）・前（アンナバー）・上（アンオー）・横（アラスゴン）など様々なポジションに持っていきます。先ほど手の見本として出てきてくれたリカちゃん人形って肩がぐるぐると360度回りますよね、人形ですから。でも私たちの腕は違います。今回は見本にできません。

私たちの肩は楽々動ける範囲から、頑張って伸ばせば動く範囲、絶対にこれ以上は行かないところがあるはずです。無理に持っていこうとすると肩を痛めてしまうのでやらないようにしましょう。そしてこの中で美しく見えるのは、楽々動ける範囲で腕を動かすことです。前に腕をだすのは元々四足歩行であった私たちは問題なく動かせるところです。問題は上と横です。

まずは上から行きましょう。猫のように反ってもいいなら結構上に手を上げることはできますが、脇の下の筋肉が伸びて背中の洋服にシワがよります。やりすぎです。上に手を挙げたときは、まっすぐ前を向いた状態で目線の中に手が入るくらいまでで大丈夫です。肩が上がらないように行いましょう。すると体幹が揺れずに腕を上げることができます。

次に横です。横も真横まで持っていくと肩の後側や、肩甲骨が詰まってしまいます。上と同様にまっすぐ前を向いた状態で目線の中に手が入るくらいまでで大丈夫です。腕とのかかわりがある肩甲骨がよったり離れたりせず、安定して動ける範囲にしておきましょう。