— ピラティス —

ピラティスに慣れてきたら意識してほしいこと3選

 

こんにちは!
茨城県守谷市 IROHA Pilates & Conditioning Studio(イロハ ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

 

ピラティスを始めたばかりの頃。

「呼吸ってどうするんだっけ?」
「脚も動かして、お腹も意識して……え、次なんだっけ?」

そんなふうに、ひとつのエクササイズをするだけで頭の中がいっぱいになっていた方も多いと思います。

私もそうでした。

でも回数を重ねていくと、

「あ、このエクササイズね」
「ここでは呼吸を止めない」
「今、肩に力が入ったな」

と、少しずつ自分で気づけることが増えてきます。

そうなってきたら、身体を見る範囲をもう少し広げてみるのも面白いです。

今日は、普段はなかなか意識しないけれど、実はその人の癖や頑張り方が出やすい、ピラティスに慣れてきたら意識してほしい3か所をご紹介します。

まずは、大きなところが分かれば十分です

その前に。

ピラティスを始めたばかりの方が、これからお話しする全部を意識する必要はありません。

呼吸。
骨盤。
背骨。
股関節。
肩甲骨。

最初は、この骨の名前すらパッといわれてどこだったか考えてしまいます。自分の身体の大きな動きを感じるだけでも十分忙しいものです。

そこにいきなり、今からいう3つの事まで入れたら大変です。笑

まずは大きなところから。

そして少し余裕が出てきたら、今まで意識の外にあったところにも目を向けてみる。

身体を見る解像度を、少しずつ上げていく。

そんなつもりで読んでみてください。

1.目線はどこにある?

ひとつめは「目線」です。

ピラティスをしていると、身体を一生懸命動かすあまり、目線まで無意識に動いていることがあります。

身体を起こそうとして、目だけ先に上を見る。

お腹を覗き込もうとして、必要以上に目線を下げる。

難しい動きになった途端、一点をものすごく凝視している。

そんなこともあります。

目の動きと頭や首の動きはまったく別々に起きているわけではないので、目線が変われば頭や首の使い方にも変化が出ることがあります。

だから、

「今、私はどこを見ている?」

と、ときどき確認してみてください。

意外と目をつぶっているっという方も多いですね。

目線を変えてみると首がラクになることもあれば、身体を支えやすくなることもあります。

どこを見るのが絶対に正しい、ではありません。

エクササイズによっても違います。

ただ、今まで完全に無意識だった「目線」を、自分の身体を観察する項目のひとつに入れてみる。

それだけでも新しい発見があります。

2.手はどのくらい頑張っている?

ふたつめは「手」。

これ、けっこうその人の性格……(笑)、身体の頑張り方が出ます。

マシンピラティスでは、ストラップやバーを握ったり、フットバーに手を置いたりします。

そのとき、

絶対に離さないんだから!! 

という勢いで握っている方がいます。笑

もちろん、しっかり握る必要があるエクササイズもあります。

でも、そこまで力が必要ではない場面でも手をギュッと握っていると、その頑張りが前腕や肩、首まで続いていることがあります。

だから、

「今、手はどのくらい頑張ってる?」
「この力、本当に全部必要?」

と聞いてみる。

逆に、身体を支えるために手で床をしっかり押してほしい場面もあります。

大切なのは、

手の力を抜くことではなく、必要な分だけ使えること。

ピラティスに慣れてきたら、そんな細かい力加減にも気づけると面白くなってきます。

3.足の指、どうなってる?

最後は、身体のずーっと下。

足の指です。

股関節やお腹に一生懸命になっていると、足の指なんて意識の外に飛んでいきます。

でも、ふと見てみると、

親指だけピーン!

指全部で床をギュッ!

逆に、床から浮いている。

なんてことがあります。

それが必ず悪いというわけではありません。

ただ、

「私、こんなところまで頑張ってたんだ!」

と気づく材料になります。

足の指を曲げる。
伸ばす。
広げる。

最初は足首を動かしながら、足の指は別に動かせるかな?

そんなふうに試してみるのも、自分の身体を知るひとつの方法です。

足の指を自由自在に動かせることが、ピラティスのゴールではありません。

でも、普段ほとんど意識していなかった身体の先端まで、

「あ、ここも私の身体だった」

と感覚が広がっていく。

私はそれが面白いと思っています。

ピラティスは「意識する場所」が増えていく

2021年にこの記事を書いた私は、

「中級者になるなら、目線!手首!足の指まで!」

と、なかなか細かいところまで求めていました。笑

今読み返すと、

初心者を抜けようとしている人に求めるレベル、高くない?

と自分でも思います。

でも、当時伝えたかったことは今もよく分かります。

最初は、お腹や背骨、骨盤など、大きなところを感じるだけで精一杯。

でも、それが少しずつ自然にできるようになると、

目線は?
手は?
足の指は?

と、今まで意識の外にあった場所まで感じられるようになります。

そして、そういう細かいところにこそ、

「頑張ると手を握るんだな」
「難しくなると足の指まで力むんだな」
「身体を起こそうとすると目線から上げるんだな」

という、自分の癖が見つかることがあります。

全身をコントロールする、ということ

ピラティスは「体幹トレーニング」と紹介されることもあります。

もちろん体幹も使います。

でも私がピラティスの面白さを感じるのは、

自分の身体全体を感じながら、必要なところを必要なだけ使っていくこと。

強く力を出すこともあれば、少し緩めることもある。

動かすところもあれば、支えるところもある。

ひとつの場所だけに集中するのではなく、ときどき身体全体を上から眺めるように、

「今の私、どうなってる?」

と感じてみる。

その範囲が、経験とともに少しずつ広がっていきます。

深くなるほど、また基本に戻ってくる

そして面白いことに。

細かいところまで分かるようになってくると、また最初に習ったような基本に戻ってきます。

呼吸。
骨盤。
背骨。
力を入れることと、抜くこと。

何度もやってきたエクササイズなのに、

「あれ?今日これ全然違う」

となることがあります。

2021年の私は、

「私は一足お先にその奥深くを探検していて、皆さんを安全にガイドしています」

と書いていました。

この感覚は、今も好きです。

ただ、私自身もまだ探検中です。

身体について知れば知るほど、

「こんなことも起きるんだ」
「この人の身体ではこうなんだ」

と、新しい発見があります。

そして、自分の意識に入ってきた身体をまずは意識的に動かす練習をする。

だんだん無意識でも必要な時に使えて、いらないときは手放せるようになる。

ピラティスに「慣れる」というのは、上手にエクササイズができるようになることだけではなく、

今まで気づかなかった自分の身体に、またひとつ気づけるようになること。

なのかもしれません。

だから、少し余裕が出てきたら。

目線。
手。
足の指。

そんな小さなところにも、意識を広げてみてください。

また違う景色が見えてくるかもしれません。

 

※この記事は2021年に公開した内容をもとに、現在の知識や考え方に合わせて2026年に加筆・修正しています。

当時から変わらない考えもあれば、学びや経験を重ねる中で変わったこともあります。

過去の言葉も残しながら、「今ならどう伝えるか」を大切に書き直しました。

Pilates & Conditioning Studio Hanae

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