ピラティス

効率のいい運動方法とは?

 

こんにちは!
茨城県守谷市 IROHA Pilates & Conditioning Studio(イロハ ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

 

「効率のいい運動」

広告やSNSを見ていると、よく目にする言葉です。

「短時間で効率よく」
「ここだけ鍛えて効率的に」
「脂肪燃焼に効率的」

でも、そもそも。

何に対して“効率がいい”のでしょう?

筋肉をつけること?
痩せること?
姿勢を整えること?
疲れにくい身体になること?
この先も、自分の足で好きなところへ出かけられること?

目標が違えば、「効率のいい運動」も変わります。

今日はそんな視点から、運動について考えてみたいと思います。

 

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筋トレは”効率がいい”!?

スポーツジムには、特定の筋肉を狙って鍛えるためのマシンがたくさんあります。

たとえば、太ももの裏側にあるハムストリングス。

その筋肉に負荷をかけることが目的なら、専用のマシンを使うことはとても合理的です。

筋力を高めたい、筋肉量を増やしたい、スポーツのために特定の部位を強化したい。

そんな目的なら、筋力トレーニングはとても有効な選択肢です。

ただ、私たちの日常生活を考えてみると、ひとつの筋肉だけで動く場面はほとんどありません。

歩く。
立ち上がる。
階段を上る。
荷物を持つ。

どの動作でも、股関節や膝、足首、体幹など、いくつもの場所が連携しながら動いています。

だから私は、

「その筋肉を強くすること」と「身体全体をうまく使えること」は、少し違う。

と考えています。

もちろん筋力は大切。

でも、日常生活をラクにしたい、疲れにくい身体になりたい、姿勢や身体の使い方まで整えたいのであれば、筋肉ひとつひとつだけでなく、身体全体を見ることも必要です。

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有酸素運動は”効率がいい”!?

ウォーキングやランニングなどの有酸素運動も、健康づくりにはとても良い運動です。

心肺機能の維持・向上や生活習慣病の予防、体重管理など、さまざまなメリットがあります。

以前は、

「脂肪が燃え始めるのは運動開始から20分後」

という説明をよく耳にしました。

でも、これは少し古い考え方です。

私たちの身体は運動を始めた直後から、糖質だけ、脂質だけ、と完全に切り替えてエネルギーを使っているわけではありません。

運動の強さや時間によって、その割合を変えながら両方を利用しています。

つまり、

「20分以上やらないと意味がない」わけではありません。

10分歩く。
駅では階段を使う。
少し遠いところまで買い物に行く。

そんな小さな運動にも意味があります。

大切なのは、「一番脂肪が燃える運動」を探すことよりも、自分の生活の中で続けられる方法を見つけること。

運動が好きな人ならランニングでもいい。

走るのが嫌いなら、無理に走らなくてもいい。

健康のための運動は、苦手なものを根性で続けることだけではありません。

 

食事制限は”効率がいい”!?

体重を落とすことだけを目的にすれば、食事の量や内容を調整することは大きく影響します。

ただ私は、「制限」という言葉には少し慎重です。

若い頃の私自身も、栄養や食事についてたくさん悩んできました。

そして今思うのは、

痩せることと、健康になることは必ずしも同じではない

ということです。

食事だけ。
運動だけ。

どちらかひとつで身体をどうにかしようとするよりも、食事・運動・睡眠など、生活全体を見ることの方が大切です。

極端に減らすのではなく、自分に必要なものを食べる。

必要に応じて、栄養の専門家の力を借りる。

「一時的に体重を落とす方法」ではなく、その先も続けられる方法を選ぶ。

私はその方が、長い目で見ればずっと効率的だと思っています。

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ピラティスは効率がいい!?

ここまで書いておいてなんですが、

ピラティスが、すべての目的に対して一番効率のいい運動だとは思っていません。

筋肉を大きくしたいなら、筋力トレーニングの方が向いていることもあります。

心肺機能を高めたいなら、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を取り入れた方がいい場合もあります。

では、なぜ私はピラティスを伝えているのか。

その大きな理由のひとつが、

自分の身体を知ることができるからです。

ピラティスでは、

「股関節はここから動く」
「骨盤は今どんな位置にある?」
「背骨はどんなふうに動いている?」

そんなことを感じながら身体を動かしていきます。

たとえば立った状態から前屈をしたとき。

床に手がつけば柔らかい。
つかなければ硬い。

それだけで身体を判断してしまうことがあります。

でも身体の仕組みを知っていると、

太ももの裏側はどう感じる?
股関節はどのくらい曲がっている?
背骨はどう動いている?
左右で違いはある?

と、自分の身体をもう少し細かく観察できるようになります。

これはレッスンの中だけの話ではありません。

「今日は腰が張っているな」
「最近、呼吸が浅いかも」
「ここ数日、肩に力が入りやすいな」

そんな身体からの小さなサインにも、少しずつ気づけるようになります。

自分の身体が分かれば、

「何をしたらいいのか」という選択肢も増えていきます。

 

“最短”だけが、効率ではない

ピラティスは、一回ですべてが変わるような運動ではありません。

すぐに体重が落ちるわけでも、
一回で姿勢が完成するわけでもありません。

だから、「最短で結果を出す」という意味では、効率が悪く見えることもあるかもしれません。

でも。

自分の身体を知って、
自分で身体を扱えるようになって、
日常生活の中でもその感覚を使えるようになる。

そしてその先に、

仕事をする。
旅行に行く。
趣味を楽しむ。
家族との時間を楽しむ。

そんな自分のやりたいことを選べる身体がある。

そこまでを「運動の効果」と考えるなら。

私はピラティスは、とても効率のいい運動のひとつだと思っています。

運動そのものが人生の目的ではありません。

健康だから、選べることが増える。

そのために、自分に合った運動を選んでもらえたらと思います。

 

※この記事は2021年に公開した内容をもとに、現在の知識や考え方に合わせて2026年に加筆・修正しています。

当時から変わらない考えもあれば、学びや経験を重ねる中で変わったこともあります。

過去の言葉も残しながら、「今ならどう伝えるか」を大切に書き直しました。

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