バレエ・ダンス

ロボットみたいな硬い踊りを卒業して、上手に見える踊りをするための腕の動きポイント3つ

 

こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

 

ふっと、レッスン中に鏡をみたら、そこにいたのは自分のイメージとはかけ離れたロボットみたいにこわばった自分がいた。ということはありませんか?自分のイメージの中では手先指先まで伸びて、しなやかになっているはずなのに、どこがどうなったのか、ロボットみたいに角ばっている時です。バレエやダンスをするときにもちろん体幹は必要ですが、今日は腕のポジションの話をしていきましょう。腕が綺麗になる事で格段にロボットから卒業できるからです。

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腕のポジションが大切な理由

バレエをするにあたって、ついつい脚が高く上がっているか、体幹が引きあがっているのかに目が向いてしまいます。それが”バレエらしさ”の象徴だからかもしれません。しかし、脚があがるかよりも体幹が引きあがっているかよりも手っ取り早く、「上手にみえる」のが腕のポジションです。

例えば

  • アロンジェ(腕を伸ばす動作)をするときに精霊ではなく、お化けや幽霊になっていませんか?
  • アンオーをしている手がお猿さんのように見えていませんか?
  • アラベスクをした時に苦しそうに見えませんか?苦しくないですか?
  • ターンをするときに腕で邪魔していませんか?きちんと補助として使えてますか?

どんな踊りの時もその踊りの見栄えをよくしていたり、バランスを取りやすくしているのは腕(ポール・ド・ブラ)なのです!あともう少し腕のポジションが正しく取れていたら、脚が下がっていても綺麗な身体のラインに見えます。また、綱渡りの時などは長い棒をもったり、手を横にしてバランスを取っていますよね。バレエの時も腕は表現の一部でもありつつも、バランスを左右するところなのです。

 

腕のポジションが難しい理由

でも、腕のコントロールってむずかしくないですか?脚のステップに夢中になって手が追い付いていないのをよく見かけます。それもそのはず、腕ってとても長いんです。真横に腕を伸ばしたとき、右の指先から左の指先までで自分の身長とだいたい同じ長さがあるそうです。身体の軸を上(縦方向)に引き上げておくのも大変なのに、同じ長さのものが横方向にも存在しているのです。

そんな長いもの(腕だけど、自分の体だけど)を操っているってすごいですよね。そして大変なのが指先ばかりが気になってしまうという事なのです。でも一番大切なのはその2本の腕を繋げている肩甲骨や鎖骨周りの筋肉なのです。そして、この肩甲骨や鎖骨周りの筋肉のコントロールが難しいからこそ腕のポジションが難しい理由につながっていきます。

なぜ肩甲骨や鎖骨周りの筋肉のコントロールが難しいかというと、『自分で見ることができないから』です。私たちの目の位置は決まっています。頭の正面についているのみです。そこからはどうしたって、自分の後頭部、肩や肩甲骨や鎖骨周りの筋肉を直接見ることは難しいのです。みえるところは操りやすく、見えないところは操りにくいところです。

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腕のポジションを良くするポイント3選

腕のポジションが大切な理由や、大切なのに忘れてしまいやすかったり、操りにくい、コントロールが難しい理由はご理解いただけましたでしょうか? でも大丈夫。踊りながら腕のポジションを良くするポイントがあります。

①基本の場所だけを通ること

まず基本的なお話をしておきましょう。バレエは決まった形で踊りが構成されています。それは足だけにとどまらず、腕の振りも同様です。基本のアンバー、アンナバン、アンオー、アラスゴン、この4つの腕の形を覚えましょう。覚えるというのは、振りの名前(アンバーとか)を言われたときに「はいはい、腕を丸くして下に位置するやつね」という事ではなくて、目をつぶってても、体が定位置のアンバーに行けることを指しています。特にバーレッスンの時に、この4つの腕の形、位置をピタッとはめ込みに行くようにしてみてください。

すると気が付くはずです。バレエって本当にこの4つの腕の形だけ覚えれば、ほぼ踊れてしまうという事に。ということは、この4つをマスターすれば、センターに行ったときも腕に振られることがなくなります!

②腕は肩甲骨から!のイメージ

さて、上記でもいった4つの基本の腕の位置を作る時に、腕だけで作ろうとしていませんか? 腕は肩甲骨からっと思って肩甲骨から指先までで〇を作っているっと思いましょう。そうすることでいつも肩甲骨を意識することができ、肩が上がりにくくなります。そのことによって腕が安定しやすく(ぶれにくく)なるのです。

ここで注意なのがアラベスクの時などで腕を前にアロンジェしている場合です。専門用語で申し訳ないですが、特に4番のアラベスク(客席に背中を向けていてアラベスク)の場合気持ちよくなりすぎて、腕と一緒に肩甲骨まで前にもっていってしまう方が多くいます。肩甲骨から腕なのですが、肩甲骨は体幹にあるものだという事も忘れないでください。

いつも腕は肩甲骨を通して、体幹に繋がっています。離れていかないようにしましょう。

③肩甲骨の内転筋を鍛える!

②の肩甲骨が離れていかないようにするのがこの肩甲骨の内転筋を鍛えておくという事です。これは踊っている時に意識しなくてもいいように、バレエの時間外にトレーニングしておくのがお勧めです。肩甲骨の内転というのは、肩甲骨と肩甲骨を背骨に寄せる動きのことを指しています。踊っている間にギュッと寄せてシワを作りたいわけではないので気を付けて下さいね!

踊っている時に、特にピルエットでターンをする時に、腕を先に回し始めて回転の補助として使うことがありますね。この時に、振り回されないようにするために肩甲骨を寄せるというのが必要な力になります。

ピルエットの動作の時に腕をブンっと振り回してしまうと、手の重さで腕が自分の体から離れていってしまいます。遠心力の力です。(この時も①でいった正しいアラスゴンに腕が持っていけていると腕が体から離れにくくなります)それをより中心に引き寄せておくために腕が体の外に向かって伸びていかないように肩甲骨から腕をしっかりコントロールしておくことが大切です。

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3つポイントを上げましたが、どれも繋がっています。バレエって基本が一番なのです。ついつい綺麗に見せたくて振りに色を付けてしまいたくなるのですが、まずはきちんとしたフォーメーションで踊れることが上手くなる一歩です。

是非、気を付けて踊ってみてくださいね!

 

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