バレエ・ダンス

バレエがうまくなるために「太ももの前を使わないで!」の理由と理論

こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

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バレリーナってどうしてあんなに体を持ち上げたり、足を振り上げたりしているのに筋肉がムキムキにならないのでしょうか?不思議だと思いませんか?しかも毎日踊らないと体が訛ってしまうので毎日バレエのレッスンをしています。それは体の使い方にあるのです。
バレエを踊らない人も気になる「太ももの前側のパンパンをどうにかしたい」という気持ち、バレエをやっている方からもよく聞きます。そしてレッスン中にバレエの先生も「太ももの前使わないで!」などと言ったりするのです。どういうことでしょう。

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太ももの前ってどこ?

太ももの前ってどこですか?と聞けば大体の人が膝上から、股関節にかけてのことをさしてくださると思います。そこには大腿四頭筋という筋肉群がついています。この筋肉が発達しすぎるとボコッと前に逞しく、勇ましく出てきます。筋肉がつくことがいいことですが、必要以上に付けてしまうとパンツスタイルになる時にパンツが太ももで引っかかってしまったり、股関節のVラインに目立つシワを作ってしまう筋肉がついているところです。

 

太ももの前(大腿四頭筋)の役割は?

大腿四頭筋というのは大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋の4つの筋肉のことをさしています。この4つの筋肉で膝の伸展(膝を伸ばす動作)をさせており、大腿直筋が股関節を屈曲(足を持ち上げる動作)をさせています。頭の中で想像するか、実際にやっているとどういう動作か分かります。

大腿四頭筋の主な働きは膝を伸ばすこと(ストレッチ)です。大腿筋膜張筋という筋肉に少し手伝ってもらうものの大腿四頭筋は膝を伸ばす実質的に唯一の筋肉なのです。大腿直筋がメインですが膝が伸び切る直前に広筋群がバトンタッチして、膝を伸ばす仕上げをしています。バレエでパッセから前方に足を伸ばし上げるときには必ず使っています。

大腿四頭筋の役割が1つだけならよかったのですが、(大腿直筋が)骨盤にもつながっているため股関節の屈曲にも役立っています。先ほどいったバレエでパッセから前方に足を伸ばし上げるときにも使われているのです。そう、この時に2つの仕事を1つの筋肉に頼っているという現象が起こる事があるのです。

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使わないで!の本当の意味

膝を伸ばしたり、股関節を曲げたりするときに必要な太ももの前(大腿四頭筋)を使うなっというのは無理な話だということが筋肉の役割をみるとわかっていただけましたでしょうか。ではどうしてバレエの先生は「太ももの前使わないで!」というのでしょう。
それは「使い過ぎないで」ということです。
大腿四頭筋の2つ目の役割として挙げた股関節を屈曲する動作はほかの筋肉がメインになる事ができます。それは腰筋や股関節屈筋群です。しかしこれらの筋肉が正しく使われていないとパワーが出し切れず大腿四頭筋にかなりの負担を強いることになります。そこに加えて膝を伸ばした「つもり」になっていたら、、、太ももの前がパンパンっという状況を作り出しているのです。

バレエをしながら太ももの前をパンパンにしないコツは3つあります。
①外旋(アンデオール)をすること
アンデオールをしておくことで股関節周りの筋肉を活性化させておくことができます。また、前または横へのバットマンで股関節が屈曲する(足を上げること)を助けてくれます。

②腰を高く保つこと
股関節を屈曲させるメインの筋肉は大腿四頭筋ではなく、腸腰筋という筋肉です。この腸腰筋という筋肉をうまく使うためには腰(腰椎)を高く保っていつでも使いやすい状態にしておくことが大切です。

③体を引き上げて置くこと
プリエから戻ってくるときや脚を下に下げていくときに骨盤も一緒に下に下がらないように意識をしておきましょう。この時に太ももの前を使っている感覚があるのであれば、太ももの後側や内側に筋肉がおさぼりしている合図でもあるからです。身体の一部が下がるとついつい重心が重たくなりがちですから気を付けましょう。
というなんともバレエの基礎ばかりです。

 

HANAEの対策

筋肉の話がいっぱいすぎて、、、難しい、分からない。となってしまった方も多いのではないでしょうか。その気持ちわかります。
なので1つだけポイントをお伝えしたいです。
無理して足を上げない
バレエをやっていると「どれだけ足があがるか大会」なってしまうのですが、どれだけ足があがるかももちろんいいですが、「どれだけ足が綺麗か大会」をしようと思ってください。いくら足があがっていても、つま先がポイントでなかったり、膝が曲がっているとガックシします。ならば45度でもいいので綺麗に足を伸ばすことを癖付けしていきましょう。バレエを続けていれば柔軟性も徐々に上がり、股関節の力もついて来て足はゆっくりとですが上がるようになっていきます。無理をすると太ももの前に負担がかかりすぎ理想のバレリーナ体形や優雅な動きとは離れてしまいますよ!

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バレエをやらなくても

バレエは大きく足を動かしていくので「膝を曲げる・伸ばす」「股関節を曲げる・伸ばす」を意識的に行っています。普通に生活している人よりも回数や強度が高くなるのでムキムキにならないように気を付けなければなりません。しかし、普通に生活していても体を整えておかないと太ももの前に負担がかかりやすくムキムキになってしまいます。正しい姿勢を身に着けるように意識してみましょう!

 

バレエの話はついつい熱く、長く、専門的になってしまいました。( ;∀;)

 

当スタジオではあなたらしい理想の体へのサポートをしています。
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