ピラティス

ピラティスへの疑問。~ヨガとの違いは何?~

こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

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先日外部スタジオ(ヨガやバレエストレッチなどのクラスもあるところ)でレッスン前の時間に「ヨガとピラティスの違いってなんだと思いますか?」と受付のスタッフさんに聞かれました。
この疑問っていつも聞かれるところなのでそろそろ答えを用意しておくべきなのか考えてしまうのですが、その時の簡潔な私の答えは「ゴールは同じ心と身体のバランスを整えて健康になる事なのだけど、ヨガは心<スピリット>を重視して、ピラティスは体<フィジカル>の方を重視している感じ。ヨガもピラティスもどちらかを重視しているだけでもう片方もとても大切に考えているもの」と答えています。
いわば同じ健康になる為の山を登っていて、ゴールは同じだけど、どのルートから行くかは自由だということです。(ざっくり)

ざっくりすぎますので、いくつかヨガとピラティスの違いを述べていきましょう。

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ピラティスとヨガの違い

①ヨガは腹式、ピラティスは胸式

まず呼吸が違います。逆に言うと「違います」と言い切れるほどどちらも呼吸を大切にしているということなのです。呼吸は私たちの体に様々な影響を与えています。ですから私はヨガがあるスタジオでピラティスを行う場合は入門や初級クラスでなくても必ず呼吸法を確認するようにしています。

まずこの呼吸について説明しておきましょう。そもそも私たちの呼吸は「肺」で行われています。それは腹式呼吸であろうと、胸式呼吸であろうとです。ですからヨガでもピラティスでも呼吸が分からなくなってしまったら、とりあえず呼吸を続けましょう!簡単そうに言ってしまいましたが、「呼吸をし続けてほしい、意識してほしい」からどちらも指示があるのです。難しく感じたらまずは呼吸を意識的にすることです。呼吸の徹底的な違いはどこの筋肉をメインとして肺を動かしているのかが違います。

ヨガの腹式呼吸は横隔膜です。肋骨の下の部分でドームのようになっている筋肉です。体幹の真ん中にある筋肉なので大きく動かすことで内臓や骨盤周り、背面の筋肉に伝わり、体を緩めていく効果があります。ヨガはポーズで止まる事が多いですが、止まっているときに力んで止めているのではなく、緩やかに緩まりながらポーズを取っているといえるでしょう。

ピラティスの胸式呼吸(とくにラテラル胸式呼吸)では、肋間筋がメイン筋です。肋骨と肋骨の間にある筋肉です。これらは肋骨にくっついているので肋骨がある背面、サイド、前側を緩めていくことができます。体幹の筋肉である横隔膜を大きく呼吸で緩めてしまうと腹圧が緩まり体幹の安定をキープできにくくなるために肋間筋を使うようにしています。そして体の使い方を考えたり、自分の体と向き合いやすいように集中しやすいという効果もあります。

どちらの筋肉も慣れてくれば意識的に動かすことができますが、日常生活では無意識に動いています。ヨガやピラティスのエクササイズをしていないときはどちらかの呼吸に偏る事なく満遍なくできると体のバランスが良いですね。

②ピラティスとヨガの歴史<発祥>

ピラティスの歴史については昨日がっつりお話をさせていただいたのですが、読んでいない方のために。ピラティスは第一次世界大戦中に看護師として従事していたピラティス氏が負傷した兵士のリハビリテーションとしてベッドを改良してトレーニングマシンを作ったのが始まりです。そこからNYにわたり、ダンサーやスポーツ選手などのトレーニング、フィットネスとして広がっていきました。
リハビリテーションが起源ですのでより体の構造についてや筋肉の発達やバランスについてを追い求めているところが強く、姿勢を正すことでバランス力を養い、体全体を強くしなやかに鍛えようとするフィジカル面にフォーカスしています。

ヨガは紀元前から修行法として始まったのが起源とされています。そこから現代ではアメリカからフィットネスとしても伝わってきており、伝統的な瞑想や哲学に重きを置いたヨガから、ポーズやエクササイズとしての楽しみを持つヨガまで広がっています。
修行法が起源ですのでより心に寄り添う瞑想や静止を基本としています。心と身体の融合を目指すためのスピリチュアルな面にフォーカスしています。

似ているところとしては、どちらも科学や医学が乏しい時期に生まれ、科学では立証しきれない良さを持っています。そして現代では科学的な根拠を研究によって論文を出し始めています。 昔の人の思考や習慣、哲学が今の時代にも活かされているように、心や体の考え方も通づるものがあるのでしょう。

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③動きの違い

ヨガもピラティスもコンテンポラリーな種類が出てきており、とても激しく動くヨガもあれば、ゆっくりと動くピラティスも出てきました。マットの上でやるのがメインですが、空中(ハンモック)でやったり、マシンでやったり、ボールなどの道具を使うこともあります。
言うときりがないので、定番的なヨガとピラティスについて述べていきましょう。

ヨガはポーズを取っていきます。太陽礼拝などの動き続けるというのもありますが、基本的にはポーズを取って3呼吸から5呼吸静止していきます。体の動きを緩やかにすることで体の緩みや緊張を感じ、瞑想に入っていきます。

ピラティスは動きを続けていきます。呼吸と体の動きを流れるように続けていくのです。手や足が大きくなめらかに動きながらも体幹が安定しているかを確認していくのです。これが体幹トレーニングと言われる由縁でもあり、体の使い方を学習していくルーツでもあります。

方法や効果の異なるピラティスとヨガ。でも似ているところもたくさんあります。必要に応じて違う動きを取り入れていくことでより心身の健康を強化していくことができると思っています。1度や2度ではなかなかそれぞれの違いや良さについては把握しきれないかもしれませんが、気になるのであれば勇気を出してチャレンジしてみてください。きっとあなたの健康をサポートしてくれますよ!

 

当スタジオではあなたらしい理想の体へのサポートをしています。
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Pilates & Conditioning Studio Hanae

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