バレエ・ダンス

肋骨を締める!肋骨を閉じる!とはどういう意味?肋骨を味方につけてボディメイクしましょう!

こんにちは!
茨城県守谷市 Pilates & Conditioning Studio(ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

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バレエのレッスンで「肋骨閉じて!お腹出さないで!」というフレーズ、聞きませんか? そもそも肋骨ってどこ?肋骨を意識しているんだけど、あまり意識しすぎると腕や上半身の動きが硬くなってしまったり、気を抜くとつい肋骨が開いてお腹が前へというだらしないポーズになってしまいますよね。

今回はこの肋骨についてや、バレエの時に肋骨を締める、閉じるといわれる意味について、そしてその考えが体のシルエットを作るのにも関わっていくことをお伝えしていこうと思います。理にかなった動きで動いているからバレリーナは細くてもしなやかに動いているのです!

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肋骨とは?


肋骨がどこにあるかはご存知でしょうか?そう、胸のところ全体を囲んでいる骨のことです。あばら骨とも呼ばれます。左右12本ずつ、合計24本あります。当スタジオのキャラクター?コッツー君のちょうど胸のところです。

肋骨の一番の役割は肋骨は胸部や内臓を覆うようについているので、内臓を保護することです。特に肺と心臓です。

他にも呼吸にも関係しています。肺の動きを補助するために肋骨の側面にある肋間筋が動きます。また肋骨の内側には横隔膜があり、息を吸うと肋骨の下にある横隔膜が働くと同時に、左右の肋骨の間が広がり肺に空気を取り込み、逆に息を吐くと左右の肋骨の間が狭くなり息を吐くことができます。

体の動きとしては腕を動かす際にも関係しています。例えば、腕を前から上げる時には、肋骨と肋骨の間が広がりように動くため、肋骨が硬くて動かないと、腕を真上まで上げることができません。その他、体をねじる動きにも、肋骨は関係しています。
 

 

肋骨が開くとは?

肋骨を閉じなさいっとバレエで注意されるということは、「肋骨が開いていますよ。」と言われているということですよね。では肋骨が開くというのはどういうことなのでしょう?

肋骨はあなたが思っているよりも大きく動くことができる構造です。特に肋骨の前側は軟骨でできていて大きく動くように作られています。動くことによって呼吸を大きく吸えたり、背中を反らすためにお腹を伸ばすことができるようになっています。

ということはバレエを踊っている間、後ろに足を高く上げる時や、アロンジェをするとき、体を後ろにそらしている時は背中を反らすために肋骨が開いていくべきです。しかし、前にカンブレした際や、ピルエットターンをする際にはお腹を伸ばさないもとの肋骨の配置に戻さなければいけないのです。

これができていないと「肋骨が開きっぱなしになっているから元に戻しなさい。」という意味で肋骨が開くの逆の言葉として肋骨を閉じるという言葉が使われます。しかし、「閉じる」という言葉はドアや蓋などを閉じる時に使う言葉なので肋骨に使われると「?」が浮かんでしまうのです。

 

肋骨を閉じればいい訳ではない

上記の分で気づいた方もいるかと思いますが、肋骨は閉じっぱなしもいけません。それをすると腰椎(腰)だけで反るポーズを作る事になり腰を痛める原因になります。アロンジェなどをして鎖骨を開くときは必ず肋骨も一緒に開いていいのです。これが動的姿勢(動いている姿勢)の難しいところです。姿勢分析などをするときは静的姿勢と言って立って止まっている姿勢を正しい配置にそろえていくことですが、バレエなどの動いている状態ではどこに足があるのか、どこに手があるのかで正しい姿勢の定義は変わるのです。

大切なのは体の配置に対して肋骨の開閉を自由にできるように肋骨周りの筋肉が柔らかく、緩んでいることです。そしてバレエをするのであればそれをコントロールできなければいけません。

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肋骨を緩めて動かせるメリットとダイエット効果

肋骨周りに筋肉を大きく動かすことができるようになると、深い呼吸ができます。そのことで体の中の循環がよくなり、歪み改善なども期待できるため、以下のようなメリットにもつながります。

  • 代謝が上がり痩せやすくなる
  • くびれができる
  • 姿勢がよくなる
  • 腕が引き締めやすくなる
  • ブラのアンダーサイズが下がる
  • 巡りが良くなるので冷え、むくみ、肩こりが軽減する
  • 内臓の活動が活発なることで消化促進

まずは肋骨周りの筋肉が動くことで代謝がグッと上がります。実は代謝のほとんどが運動などをした分ではなく、呼吸などの生命活動に使われているのです。なので1回の呼吸でしっかりと肋骨周りの筋肉が動くことで基礎代謝は大きく変わっていくのです。

また、バレエをしている・していないに関わらず肋骨は開きっぱなしの方が多いのです。原因は同じ姿勢を取り続けていることで体幹が弱ってきていることや姿勢の悪さから肋骨周りの筋肉が衰えてしまっていることがあげられます。この肋骨が開いたり、閉じたりができるようになれば肋骨を閉じるための筋肉が付きます。

肋骨が閉じれるということはくびれを作る事につながり、それによって姿勢が良くなります。そしてブラのアンダーバストのサイズが下がるのもうれしいことの一つです。お肉をつけてブラのサイズを上げるということばかりに気を取られているようですが、アンダーバストが下がれば結果カップのサイズは上がります。ボンを目立たせるためにはキュッとしているところが重要なのです。

また肋骨が安定していることで肩や腕の動きがスムーズになり腕のエクササイズをより正しく行うことができるようになっていきます。これは私の経験談でもあるのですが、体幹が整って肋骨がまっすぐになったころから腕の筋肉が付きやすくなりました。肋骨が正しく制御されていれば横隔膜も大きく動くことができるようになり呼吸をするごとに内臓のマッサージにもつながっていきます。

 

肋骨周りの柔らかさチェック

自分の肋骨が開いているのか、閉じれているのか、動いているのか、、、気になってきましたよね。確認しましょう!

①まずは鏡の前に立つか座りましょう。

深呼吸してみてください。

 

肩があがった。という方、肋骨とそれに伴う肋間筋や横隔膜がうまく使えていない可能性があります。なぜなら本来であれば息を吸ったときには肋骨が前後左右に広がり、息を吐いたときには肋骨が中央にしっかり閉じるように動くはずなので肩が上がる事はないのです。肋骨の筋肉が硬く動かなかったので呼吸が入る場所を確保するために肩があがってしまった。と考えることができます。

 

②次に鏡の前に横向きで立つか座りましょう。

顔だけ鏡を見て、体は横向きです。深呼吸してみてください。

 

体が前にだけ広がった。という方。これは肋骨の前側だけの筋肉が使えていて、背中側の筋肉が使えていない可能性があります。肩凝りや背中がバキバキという方に起こりえることです。肋骨が前後左右に広がることが理想なので前側だけだとバランスが悪く、肋骨を開きっぱなしにして反り腰になっている可能性があります。

 

肋骨を締めましょう!!

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①タオルを使って肋骨の動きを知りましょう。

スポーツタオルと私は呼んでおりますが、ちょっと長さのある、幅は15~20cmくらいのタオルです。もし、セラバンドがお家にあるのであればそちらがお勧めです。

  1. タオルをアンダーバストにぐるっと一周させましょう。
  2. 胸の前でクロスさせて、手で端を持ちます
  3. 息を吸うと肋骨が広がってタオルが引っ張られるのを感じましょう
  4. 息を吐くと肋骨が中央に戻るのでタオルが緩んでいくのを感じましょう

ゆっくりと呼吸を繰り返してみてください。まずはタオルが引っ張られたり緩んだりを感じられれば大丈夫です!上級の方はタオルを前横後、均等に引っ張られたり緩んだりできているか気を付けてみてください。

 

②仰向けでアームレイズ

肋骨が開いている方にむけた肋骨を閉じる感覚のトレーニングです。特に必要なものはありません。仰向けになる時に床だと痛いかもしれないのでマットがあるとおススメですが、ベッドなどの柔らかすぎるところはおススメできません。

  1. マットの上に仰向けになりましょう
  2. ニュートラルポジションを取ります
  3. 両手を前ならへ(天井方向に)
  4. ニュートラルポジションを変えないようにしながら両手を万歳へ
  5. またもとの前ならへに戻していきます。

 

これはバレルの上で同じことをしている時の写真です。

特に4,のところですね、

 

 

体を床に預けた際にニュートラルポジションを必ずとしましょう。お尻(仙骨)・肩甲骨・後頭部が必ず床についているはずです。反り腰になっていないか確認してください。前ならへの状態から腕を万歳(頭の方向)に持っていくときに背骨の配置が変わらないようにすると肋骨あたりの腹筋を使っているのを感じられます。肋骨が開いてしまうとダランっとするところまで簡単に腕があがってしまうのでそうならないように気を付けましょう。

そしてもう一つ気を付けてほしいのは肩が耳に近づかないことです。肩を耳から離した状態で行うことで背中にある広背筋という筋肉が同時に使えてより肋骨周りの筋肉を使うことになります。くびれを手に入れるためにも必要な筋肉なので意識して取り組みましょう!

 

肋骨の動きまとめ

今回は肋骨のある場所や役割など、肋骨自体の説明から、バレエで必要となる肋骨が閉じているとは?開いているとは?の説明もしてきました。そしてその現象が体にどう影響していくのか、、、までズラズラと行きましたね!そして最後には肋骨周りの筋肉を緩めるには、そして鍛えるにはのエクササイズを2つ程文章でですが紹介しました。

体はすべてつながっています。肋骨が機能的な動きを手に入れることによって肋骨自体の役割の機能が向上するのはもちろんのこと、その周りにあるお腹(くびれ)や腕(二の腕)にも効率的な動きを提供する影響力があるのです。体の幹を整えておくといいのは、関連する場所が大きいということもあります。

肋骨の動きを固めたりせずにしなやかに動く体を目指して取り組んでみてくださいね!

 

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