こんにちは！
茨城県守谷市　IROHA Pilates & Conditioning Studio(イロハ　ピラティス＆コンディショニングスタジオ)のHanaeです。

 

正しく、綺麗に立とうとして「すごく力が入ってしまう」という風になっていませんか？

当スタジオのレッスンでは、私が正しい姿勢へと誘導していくだけではなく、あなたに正しい姿勢の指標をお伝えし、できるだけ日常生活でもご自身で意識していただくようにしています。そうすることでより早く綺麗な姿勢を身に付けていただきたけます。しかし、一生懸命にやるあまりに「正しく立とうとすると太ももの前にすごい力が入ってしまうんですが・・・これって間違ってますよね？」とお声をいただくのです。今日はこの「太ももの前に力がはいってしまう」を解決しに行きます！！

太ももの前が逞しくなるのはなぜ？

綺麗な足になりたい・・・と思ったときに「あれ？」っとなるのが太ももではないでしょうか。逞しく、もっこりとした太ももにガックシ来てしまいますよね。どうして太ももの前が逞しくなってしまうかっというと、答えは簡単です。あなたが太ももの前を筋トレしているからなのです！！

「してません！！」っとの声が返ってきそうですが、日常生活の身体の使い方によって使われやすい筋肉が発生しているのです。１回の負荷（筋トレの質）は軽いかもしれませんが、それを毎日、毎回やっていたら・・・それは日常生活で筋トレをしているのと同じことです。どんな姿勢や癖のある人が太ももの前が逞しくなりやすいのか、３タイプに分けてみました。

１，前重心

重心が前にある状態のことです。競輪選手って太ももが逞しいですよね。あとはレスリングの選手も。前傾姿勢で前重心でいると股関節が屈曲して太ももで踏ん張る事になるのです。競輪選手ほどは足を動かさなくても、レスリング選手ほど踏ん張ったり、相手を持ち上げたりすることがなくても、日々自分の体重を前重心で支えていると、太もものトレーニングになっているのです。

２，O脚やX脚（足の捻じれ）

O脚やX脚になっていると、股関節が内旋（内股）・外旋（がに股）になっています。そのことで本来は太ももの前にある筋肉が均等に使われるべき時に、前側のすこし外の筋肉ばかりが使われて、太もも前の少し外の筋肉だけピンポイントでトレーニングしていることになるのです。

３，膝を伸ばそうとし過ぎている

綺麗な姿勢で立とう！！と思うあまりに力んでしまっている状態です。足でしっかり床をつかもうと思うあまりに脚全体に力がみなぎっていませんか？　太ももの前側は膝を伸ばそうとすると力が入ります。膝は曲げ伸ばしができ、伸ばしすぎると過伸展っといって伸ばしすぎの状態まで行けてしまうのです。（いけないように作ってくれればいいのにねっと思いますが、これも安全機能なんです。ここでは割愛）

膝を過伸展することで足裏が前重心でなくても太ももの前に重心がかかり、太ももをトレーニングしていることになります。

太ももの前はリラックス！！

太ももの前が逞しくなってしまう理由を３つ上げてみましたが、いかがでしょうか。当てはまりませんでしたか？　太ももの前に力が入ってしまうのは、「よい姿勢」とは言えませんが、太ももの前に力が入ってしまうことに気が付いたことは、いいことです。

なぜなら力が入ってしまったことに普段の生活ではきがついていないからです。きっと普段から太ももの前に力が入っていることでしょう。でも現代人の私たちは身体を緊張させていることが多く、緩めたり、リラックスするほうが苦手です。だから筋膜リリースとかストレッチエクササイズが流行っているんです。ですからまずは緩めるのもありです。

次に、太ももの前に余計な力が入っているっと言うことはどこかが緩んでいる、休んでいる、怠けているところがあるっという事です。太ももの後や、内ももなどは意識が入っていますか？　足の裏は均等に踏めているでしょうか？　意識的に太ももの前の力を緩めるのが苦手な方は、他のところを引き締めることによって太ももの前の力を逃がす方にフォーカスするのもいいかもしれません。

いずれの理由で太ももの前に力が入っているにしても、太ももだけが悪い訳ではありません。足の裏や、骨盤、背骨、頭の配置などが関係していますから、身体全体のバランスとして考えることが大切です。全身が正しいポジションにあるか、確認したり、意識しながら正しい姿勢を取るように心がけてみてください。

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