
こんにちは!
茨城県守谷市 IROHA Pilates & Conditioning Studio(イロハ ピラティス&コンディショニングスタジオ)のHanaeです。
ピラティスを始める理由は、人それぞれです。
姿勢を整えたい。
身体を引き締めたい。
肩や腰が気になる。
体力をつけたい。
何かしら「今より身体を良くしたい」と思って、運動を始める方は多いと思います。
もちろん、運動をすることで筋力や体力がついたり、身体の見た目に変化が出たりすることもあります。
でも私は、運動をすることで得られるものは、それだけではないと思っています。
特にピラティスを続けていると、
「私って、ここに力が入りやすいんだ」
「こうすると動きやすい」
「前は全然分からなかったけど、今なら少し感じられる」
そんなふうに、自分の身体について知ることが増えていきます。
私は、この経験も運動から得られる大切なものだと思っています。
「正しい身体の使い方」を覚えるわけではない
身体についてお話しするとき、
「正しい姿勢」
「正しい身体の使い方」
という言葉が使われることがあります。
でも、人間の身体はひとつの正解だけで動いているわけではありません。
重いものを持つとき。
長く座っているとき。
子どもを抱っこするとき。
階段を上るとき。
スポーツをするとき。
そのとき、その状況によって必要な身体の使い方は変わります。
だからIROHAでも、
「この筋肉を使えば正解」
「この姿勢でいれば大丈夫」
というひとつの形を覚えてもらうことを目的にはしていません。
それよりも、
力を入れる。
力を抜く。
支える。
緩める。
大きく動く。
小さく動く。
いつもとは少し違う場所を使ってみる。
いろいろな身体の使い方を経験しながら、自分が使える選択肢を増やしていくことを大切にしています。
「あれ?こっちの方がラク」が増えていく
レッスンをしていると、
ほんの少し腕の位置を変えたり、足の置き方を変えたりしただけで、
「あれ!?全然違う!」
となることがあります。
同じ動きなのに、いつもより力が入りやすかったり。
反対に、
「今までこんなに頑張ってたの?」
と驚くくらい、ラクにできたり。
もちろん、それまでの身体の使い方が間違っていたわけではありません。
今までその身体で、仕事をして、家事をして、生活してきたのですから。
ただ、
「こんなやり方もあるんだ」
という選択肢をひとつ知った。
私は、そこが大切だと思っています。
ひとつしか方法を知らなければ、その方法を使うしかありません。
でも、いくつか方法を知っていれば、その日の身体や状況に合わせて選ぶことができます。
身体について知ることは、
「正しく動ける身体をつくる」というより、
自分の身体でできることを増やしていくこと
なのかもしれません。
レッスンの60分だけ上手に動けても、もったいない
週に1回、60分ピラティスをしたとしても、それ以外の時間の方が圧倒的に長いですよね。
だから私は、レッスンの中だけで上手に動けることをゴールにはしていません。
レッスンの中で、
「私、ここに力が入りやすいんだ」
「こっちは動かしにくいな」
「こうすると立ちやすい」
と、自分の身体について知る。
そうすると日常生活の中でも、
「あ、今また肩に力が入ってる」
「今日はずっと座っていたな」
「最近あまり身体を動かしてないな」
と、自分の身体に気づく瞬間が増えていくことがあります。
そこから、
少し身体を動かしてみよう。
今日は休もう。
座る位置を変えてみよう。
いつもと違う動き方をしてみよう。
そんな選択ができるようになる。
レッスンで身体を動かしたことが、レッスン以外の時間にも少しずつつながっていく。
私は、そこまで含めて運動だと思っています。
身体は、ずっと同じではないから
一度できるようになった動きが、一生できるわけではありません。
筋力も体力も、運動量によって変わります。
年齢を重ねても変わります。
仕事が忙しくなったり、生活環境が変わったり、怪我や病気、妊娠や出産などによっても身体は変化します。
だから、
「一度良い身体をつくったら、もう大丈夫」
ということではありません。
むしろ私は、
身体はこれからも変わっていくもの
だと思っています。
でも、自分の身体を観察した経験は残ります。
いろいろな動き方を試した経験も残ります。
以前と身体が変わったときにも、
「今の私はどうなっているんだろう?」
「今は何が必要なんだろう?」
と、また自分の身体に目を向けることができます。
身体が変わらないことを目指すのではなく、
変わっていく身体と、その都度付き合っていけること。
それも、身体について学ぶ意味のひとつだと思っています。
続けられる運動に出会ってほしい
身体は変わり続けるものだからこそ、運動とも長く付き合っていけたらいいなと思います。
そのために大切なのが、
自分が続けられるものを選ぶこと。
健康のためだからと始めても、
毎回行くのが苦痛だったり、
生活の中で無理をし続けないとできなかったり、
「やらなきゃ」と自分を追い込み続けたり。
それでは、長く付き合っていくのは難しいかもしれません。
もちろん運動なので、
「きついー!」
と言いながら頑張る日もあります。笑
でも、
終わったら身体が気持ちいい。
できなかったことが少しできるようになると嬉しい。
自分の身体を知るのがおもしろい。
そんなものも含めて、
「またやろうかな」と思える運動に出会うこと。
私は、それも大切だと思っています。
ピラティスだけが正解ではありません
世の中には、たくさんの運動があります。
ウォーキング。
筋力トレーニング。
ヨガ。
水泳。
ダンス。
もちろん、ピラティスもそのひとつです。
それぞれに特徴があって、人によって好き嫌いもあります。
私はピラティスが大好きですし、仕事にもしています。
でも、
「みんなピラティスをやった方がいい!」
とは思っていません。
自分が何をしたいのか。
どんな身体でいたいのか。
どんな運動なら生活の中で続けられそうなのか。
いろいろ試しながら、自分に合うものを探していけばいいと思います。
その中で、
「ただ運動するだけじゃなく、自分の身体について知りたい」
「自分がどう動いているのか、もう少し感じられるようになりたい」
と思ったときには、ピラティスはひとつの選択肢になると思います。
2021年の私が伝えたかったこと
この記事は、2021年に書いたブログを読み返しながら書き直しました。
当時の記事には、
「正しい筋肉を使えばいい」
「一度身につけた身体の使い方はずっと自分のものになる」
「ピラティスならリバウンドしない」
など、今ならもう少し慎重に伝えたい表現がたくさんありました。
5年以上、身体について学び、たくさんのお客様の身体を見て、自分自身の身体とも付き合ってきた今なら、
身体って、そんなに単純じゃないよね。
と思います。笑
それでも読み返していると、
「ああ、私はこれを伝えたかったんだな」
と思うところがありました。
それは、
自分の身体を知ることは、自分の財産になる。
ということ。
当時の熱量を残しながら、今の私の言葉にするなら、こうです。
身体は変わります。
だからこそ、そのときの自分の身体を知って、考えて、また選んでいけばいい。
自分の身体を観察すること。
いろいろな動き方を経験すること。
「今の私には何が必要かな?」と考えられること。
そうやって自分の身体と付き合っていく力は、この先も自分の生活に持っていけます。
仕事をしたり。
出かけたり。
好きなことを楽しんだり。
これからやってみたいことに挑戦したり。
そのときに使うのは、いつも自分の身体です。
だから私は今も、
身体の使い方を知ることは、自分の人生に持っていける財産のひとつ
だと思っています。
身体を知る。
動いて確かめる。
変わったら、また今の身体を知る。
IROHAでは、そんな時間を一緒に積み重ねていきたいと思っています。
※この記事は2021年に公開した内容をもとに、現在の知識や考え方に合わせて2026年に加筆・修正しています。
当時から変わらない考えもあれば、学びや経験を重ねる中で変わったこともあります。
過去の言葉も残しながら、「今ならどう伝えるか」を大切に書き直しました。
Pilates & Conditioning Studio Hanae

IROHA Pilates & Conditioning Studio主宰 一ノ瀬 華恵